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新車試乗エッセイ デミオの巻(2ページ目)

白いキャンバストップをつけたデミオは、とってもスィートでお洒落です。

執筆者:岩貞 るみこ

インテリアも洗練された。これまでのマツダは、メッキパーツを使いたがるのだけど、使い方がすごくヘタで(すいません。でも本当なんです)、ゴルフウェアに金具がついているような田舎臭さがあった。しかし、アテンザから急によくなり、このデミオも雰囲気がとてもいいのである。写真はCOZYのインテリアで、イエローをふんわりと使った居心地いいバージョンのクルマ。ここまでやってくれちゃうと、もうそれだけで「買い」って気分になってくる。

さらにトドメは白いキャンバストップ。白ですよ、白。かの東京ドームと同じ生地というから、原巨人初優勝で小躍りしているGファンは、それだけで購買意識をくすぐられる、かもしれない。白は確かに汚れが……と思うけれど、それでも車内にいるときのふんわりとした明るさは見逃せない。晴れた日は太陽光線がほわっと入って不思議な雰囲気である。何年か経ったのちに「あれに乗っていた」と自慢できる意味でも、デミオはCOZYの白キャンバス付きがお勧めである。そこで忠告。キャンバストップに乗りながら「ボディ剛性が」とか言ってはダメ。キャンバストップなのだ。その部分、鉄の屋根はないのである。剛性って言われてもなあ、なのである。そういうことを言う洒落のわからない人は1・5Lのスポルトあたりにでも乗って、勝手に走っていてください。


『デミオ』をチェックするのは、こちらから。
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