台湾は電子タバコ(アイコスなど)NG&喫煙に規制あり!
台湾には喫煙に対して厳しい規制があります
そしてアイコス(IQOS)をはじめとする電子タバコは持ち込み禁止。知らないでは済まない、台湾の喫煙事情についてまとめてみました。
<目次>
- そもそも台湾はタバコを吸う人が少ない!
- 台湾の喫煙可能エリア・禁煙エリアは、こんなところ !
- 台湾では歩きタバコ・タバコのポイ捨ては罰金対象
- 台湾は電子タバコ、アイコス(IQOS)の持ち込み禁止です!
- 喫煙可能エリアであっても妊婦さんの喫煙は禁止
- 台北と台南では一般市民が通報できる「報奨金」制度を実施!
そもそも台湾はタバコを吸う人が少ない!
台湾人でお酒も飲むし煙草も吸う人は4.2%,日本人は13.2%
2017年3月に台湾の媒体が発表したところによると、台湾人の喫煙率は9.8%とアジアの中では最低の順位。世界的に見てもかなり低い数字です。同じ調査での日本人喫煙率は22%という数字からも、台湾で喫煙する人の少なさがわかると思います。
台湾の喫煙可能エリア・禁煙エリアは、こんなところ !
屋外の屋台なら喫煙OKです。台北、寧夏夜市にて。 |
「エン害防止法(エンは草かんむりに於)」では、3人以上集まる室内では禁煙です。公共の場所で喫煙出来る場所も限られています。空港の喫煙室も閉鎖されました。
【全面禁煙】
- 美術館、博物館、図書館、銀行、郵便局、エレベーター内
- 歌劇院、映画館、コンサート会場、インターネットカフェ、スポーツクラブなどの室内空間
- 鉄道・バス・タクシー・飛行機の車内や機内、駅、待合室、ホーム、空港
- 3人以上、人がいる室内オフィス
- 妊婦及び3歳未満の乳幼児がいる室内
- 病院、政府機関、高専以下の学校
- 児童公園
ホテル、デパート、レストラン、飲食店、カラオケ、商業施設などは室内禁煙。ただしオープンエアのカフェ等、屋外になっているスペースや、室内に特別に設置された喫煙室があれば、そちらでの喫煙は可能です。
【喫煙可能な飲食店】
- カフェのオープンエア部分、屋外にある屋台のテーブル
- 夜21時から営業開始の18歳以上のみ入場可能の店(バー、スナック、カラオケ、クラブなど)は喫煙可能。例えば18時から開店しているバーは21時以降でも終日禁煙です。
2000台湾元(約7200円)~10000台湾元(約3万6000円)の罰金となります。警官が違反を取り締まり、違反切符を切ります。罰金は各県、各都市の衛生局に出頭して支払います。外国人も取締りの対象です。
エン害防制法(PDF/中国語)第4章から、喫煙場所について中国語で書かれています。
台湾では歩きタバコ・タバコのポイ捨ては罰金対象
台湾では、歩きたばこは罰金の対象です
地元の人を見ていると、店の前や道端で立ち止まって喫煙するスタイルが目立ちます。これが最も安全な喫煙の方法のようです。ポイ捨て禁止なので、携帯灰皿は必須です。
台湾は電子タバコ、アイコス(IQOS)の持ち込み禁止です!
「電子タバコ」は、台湾入国禁止物品に該当します。アイコスを筆頭とする電子タバコや加熱式タバコは、台湾入国時に機内持ち込みとして持ち込むことも、受託手荷物として預け入れも不可となります。チャイナエアラインでは着陸時に「電子タバコの台湾への持ち込みは禁止されています」とのアナウンスが流れるほどで、警戒が強まっています。
ただし台湾を出国する時は、機内持ち込み手荷物としての持ち込みは可能です。
ただし台湾を出国する時は、機内持ち込み手荷物としての持ち込みは可能です。
アイコスは、2019年11月現在台湾での販売はまだありません。アイコスは加熱式タバコであって電子タバコではないという意見もありますが、インターネット通販サイトAmazonでアイコスは「電子タバコ」のカテゴリに属していますし、台湾でも電子タバコという認識です。
今現在台湾で流通していないことから、喫煙エリアで吸っていても周りの人もアイコスだとすぐにはわからないかもしれません。しかし今後認識が高まるにつれ、チェックが厳しくなる可能性もあります。
喫煙可能エリアであっても妊婦さんの喫煙は禁止
外国人でも取り締まりの対象となります
台湾では、18歳未満の喫煙と妊婦さんの喫煙は禁止です。
台北と台南では一般市民が通報できる「報奨金」制度を実施!
ポイ捨ての瞬間を携帯で撮影して警察に提出すると、一般人でも報奨金がもらえる
通報には証拠及び違反者の情報が必要となり、証拠としては喫煙時の写真かビデオ撮影で、その時間と場所が明確なものが必要です。違反者の氏名と台湾人なら身分証明番号、外国人であれば氏名とパスポートナンバーが判れば通報できます。
通報は「エン害(煙害)申訴服務センター」(台湾フリーダイヤル0800-531-531)に電話をかけるだけという手軽さから、施行後は多くの情報が寄せられていたそうです。外国人だからという言い訳は通用しませんから、気をつけたいですね。
台湾へ旅行される愛煙家の皆様、どうぞお気を付けください! 以上、台湾の喫煙に関する情報でした!
※1台湾元=3.6円で計算しています(2019.12)