まずはこのしいたけのお粥から試してみるのがおすすめ
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- 糜家荘で味わう『絶品粥』……P.1
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糜家荘で味わう、ただの『おかゆ』に終わらない絶品粥
中華料理でお粥と言うと揚げパン(油条・ヨウティアオ)の載った芋粥や、ホテルの朝食に出てくるシンプルな白粥を思い出す方が多いのではないでしょうか。芋粥もすごく美味しいのですが、現地のグルメな方々からも絶賛されているという美味しいお粥をご紹介しましょう。中国広東省にある潮州が発祥の潮州料理の店「糜家莊(ミージアヂュアン)」は、土鍋でじっくり煮上げた濃厚なお粥が名物料理。この一見脇役のように思える「粥」をメインメニューにするということは、それだけ味に自信があるということですよね。
お店の名前の一字である「糜(ミー)」といえば、潮州料理でいうところのお粥を指す言葉ですが、この「糜(ミー)」とは米が溶けてしまうほど煮込んだ広東粥ではなく、米の粒々感がまだ残っている状態のお粥のことなのです。
糜家荘はお粥のベストな食感と味を追求し試作を重ねた結果、4種類のお米をブレンドするという方法にたどりつきました。さらに数種の漢方薬とだしスープを合わせたもので炊き上げることにより、米の魅力を最大限に引き出す絶品粥が誕生したんです。
お粥の具は「伊勢海老」「マンボウ」「蟹」などの高級食材を含む9種類から選べますが、おすすめは「北茹滑鶏粥(ベイルーホワジーヂョウ)」という、しいたけと鶏肉のお粥! 鶏の旨みとしいたけの風味が絶妙のハーモニーです。こちらは 大鍋なら4~6人向けで570台湾元(約2115円)、小鍋なら1~3人向けで370台湾元(約1373円)です。
潮州には舌の肥えた人が多く、微妙な味の違いを感じ取る味覚に長けていることから、広東料理のシェフは潮州出身の方が多いのだとか。感動間違いなしのお粥をぜひ台北で味わってください!
⇒次ページでは、さらにこんなメニューで潮州料理を堪能したい、粥以外のおすすめメニューをご紹介します。