台湾/台湾のグルメ・レストラン・屋台

台湾の水果(フルーツ)<前編>

台湾はフルーツ天国。日本ではあまり口にできない台湾のフルーツを、前編と後編で紹介します。台湾で、旬のフルーツをぜひ食べてみませんか♪

執筆者:阿多 静香


台湾の水果(フルーツ)<前編>

ホテル客室のウェルカムフルーツも山盛り
台湾はフルーツ天国。市場やスーパーで買って食べてもよし、夜市でカットされたフルーツを食べながら屋台をひやかしてもよし、一度はどこかで口にして、そのおいしさを味わってみてください。台湾でよくみかけるけれど、日本では生のものを口にする機会も少ないフルーツをピックアップ、なので有名なバナナやパイナップルは今回省きました。
では、前編&後編で紹介してみましょう。

<前編INDEX>
  • マンゴー・・・・・1P
  • 文旦・・・・・・・1P
  • 蓮霧・・・・・・・1P
  • 釈迦頭・・・・・・2P
  • リュウガン・・・・2P
  • 水蜜桃・・・・・・2P
  • 台湾の水果<後編>はこちら




    ■□■□マンゴー(芒果;マングオ;mango;Mangifera indica L.)□■□■

    台湾ではポピュラーな南国のフルーツ、マンゴー。かき氷のトッピングでもおなじみです。在来種の「土芒果」の他、国外から台湾に持ち込まれた品種の「愛文(アップルマンゴー)」、「海頓」、「凱特」、「聖心」、そして台湾でも栽培されている「金煌」、「玉文」などがあります。黄色の皮の種類だけでなく、台湾でみかけるのは赤っぽいオレンジかかった色の皮も多いです。「台農一號」、「聖心」、「愛文」、「海頓」などが赤っぽい皮の種類です。「愛文」は日本へも輸出されています。

    赤っぽい皮の種類だと、肉厚で甘みも強いとか。黄色の皮の種類でも、買う際にさわって軟らかさを確認して、熟れているものを選びましょう。熟れてないとすっぱいんです。また、おいしいからと食べ過ぎるとお腹がゆるくなるなどするので、ほどほどに食べてみてください。

    台湾のマンゴーは果肉たっぷりでジューシー、オレンジ色の果肉と甘い香りが食欲をそそります。有名な産地は、台南縣玉井郷(台南縣玉井郷農會)など。収穫時期は5月~8月が最盛期となります。

    mango  mango

    (左)一度は食べてみよう、マンゴーをたっぷりのせたかき氷。/(右)台湾でよくみかける赤っぽい皮のマンゴー






    ■□■□ブンタン(文旦柚;ウェンダンヨウ;Wen Dan Pomelo;Citrus grandis(L.)Osbeck)□■□■

    中国の華南地区が原産とされる、子供の頭ほどの大きさのブンタン。まんまるではなく、洋梨のようにすこしだけ円すい型で、外皮がとても厚く、この外皮をむいて中身を食べます。台湾では、中秋節の時期に贈答用に配ったり食べたりと、中秋節には欠かせないフルーツです。中秋節が近づくと、産地直送で段ボール箱のままいただいたりします。

    厚い皮をむくと中に果肉があります。薄皮を食べてもいいのですが、ちょっと筋ばっているので薄皮をむいて食べましょう。甘酸っぱくてジューシーなものがやはりおいしいですが、中には水分がすくなくてパサパサの果肉もあります。果肉をくずして、マンゴージュースに入れてタピオカと一緒に食べてもおいしいですよ。

    buntan

    台湾で有名な産地は、雲林縣斗六(雲林縣斗六市農會)、台南縣麻豆鎮(麻豆鎮農會)の他、花蓮縣の瑞穂(鶴岡、(瑞穂郷農會)などです。収穫時期は8月終わり頃~10月が最盛期となります。最近は、麻豆鎮で作られる、果肉の赤い「紅文旦」もみかけるようになりました。





    ■□■□蓮霧(リエンウー;Wax-apple;Syzygium samarangense Merr.et Perry)□■□■

    赤い色で、円すい型の果物で、梨のようなリンゴのような味。シャクシャクした歯ごたえもたまりません。ほどよく水分を含んでいて、ほんのりと甘くて、初夏や夏など暑い時にこれを食べると清々しくなります。あまり熟れてないと少し渋みもあり、食べごろを選ぶには台湾の人のアドバイスを参考に。

    lianwu

    黒珍珠(黒真珠)の別名もあって、台湾を代表する果物の一つです。公園に蓮霧の木があったりすると、花や果実を見られたりします。主な産地は、高雄縣と屏東縣です。最近は、高雄縣六亀郷の「黒鑽石蓮霧(黒ダイヤ蓮霧)」という断面が釣り鐘のような形の蓮霧も登場しています。収穫時期は12月~9月です。


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  • リュウガン・・・・2P
  • 水蜜桃・・・・・・2P
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