中山路老街
天后宮に続く通り、中山街。この両側には古い建物が点々と残っている。栄えていた時代には五福大街と呼ばれ、当時最もにぎやかな一角だった。日本統治時代になると、前衛的なデザインの家屋が登場し、それが今日まで残されている。中山路を歩いていれば、いろんな建物が目に入ってくる。
隘門
「門迎後車」という文字がついている門。かつてはいくつもあった門だが、現在ではここにあるのみ。門には、邪悪なものを路地の中に入れない、という意味が込められており、また、当時盗賊がはびこっていたこともあって盗賊から身の安全を確保するために路地の入り口に建てたとも言われている。その他、路地の中の連帯を意識させて防犯や地域の結束をはかったとも伝えられている。
アクセス:埔頭街32號と34號の間にある路地を入るとある。
他のみどころ
龍山寺:山門はじめ戯亭など、珍しい建築様式のある廟。1768年建立。観世音菩薩が祀られており、「観音媽」の愛称で信仰されている。旧暦2月19日は観音媽の誕生日で盛大な祭りがある。彰化縣鹿港鎮金門街81號
鹿港民俗文物館:1973年オープンの私設文物館。日本統治時代にまねてロック建築の建物。館内には台湾の生活用品などの展示がある。彰化縣鹿港鎮中山路152號(9:00~17:00/月曜休み/入場料130元)
新祖宮:台湾にここだけとされている、乾隆帝の勅許によって建立された媽祖廟。彰化縣鹿港鎮埔頭街96號
文開書院:1824年、海防などの学問が盛んな鹿港にできた学び舎の跡。文祠、武廟もここにある。武廟には関公が祀られている。彰化縣鹿港鎮青雲路2號
上記の他にも廟などが点在している。歩いていると偶然に見つけられるうれしさもある。
*次回は鹿港の食べ物と名産品を紹介(2005年8月初めの予定)。
●<後編>鹿港を歩く【お土産・特産品編】はコチラ。
鹿港の概要、アクセス、天后宮・・・1P
九曲巷/十宜樓と{足包}馬廊・・・2P
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