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猪脚(トンソク)といえば萬巒。他の猪脚と違うから! 美味! 萬巒のトンソク(2ページ目)

”他では食べられないおいしさのトンソク”で有名なのが台湾南部の「萬巒」という小さな町。元祖萬巒トンソクの店「海鴻」で食べてみた。うん! 確かに一般的なトンソクと違うおいしさだった♪

執筆者:阿多 静香

トンソクを食べる

店内でトンソクを待ちながら、他の料理も注文してみる。トンソクだけでも満腹になりそうだが、あっさりしたものも食べておきたくて、冷や奴や煮込んだ豚肉を乗せた平たい麺(板條)、看板メニューでもある揚げ豆腐(炸豆腐)を注文した。



来た、トンソク。食べやすい大きさにまでカットされているから、骨付きトンソクをがぶりつく、というイメージは払拭。お箸でつまんで食べられる。骨についている肉も、そぎ落としてから食べやすくカットされている。一緒に出てくる甘辛タレ(ニンニク入り)をつけて食べると、しつこさがやわらぐしトンソクにマッチした味で、どんどんトンソクを食べられる。小骨もあるが、遠慮なくテーブル上に出して(テーブルにはビニールがかけられていて、骨などを包んで捨てられるしテーブルの油で汚れないという、合理的な状態になっている)。1斤とはいえ、かなりの量。余ったら「打包」と伝えれば持ち帰りもできる。その他の料理は写真で。

冷や奴
 炸豆腐(揚げ豆腐)
板條(麺):客家の人が多いこの地域ゆえ、客家料理の板條も看板メニューとなっている

2人で1斤のトンソクとこれらの料理。2人で500元ほど。かなり満腹で、結局トンソクは残ってしまい持ち帰ることに。店員が「今日のトンソクは今日中に食べるのが一番おいしい。保存料など一切使ってないからね」と。決定、夕飯のおかずもトンソクだな。これだけ食べれば明日の私の肌はぷりっとしてるだろう、と期待しつつ。

外に出ると、現在のお店の経営者の一人、林さんが店番に立っていた。



毎日の売り上げは? と聞くと、「店頭販売だけで平均して300万元近くある」と。おお、日に1000万円近くの売り上げなのか。それだけ、ここのトンソクはおいしくて、客が絶えないのだ。活気もあって、吸い寄せられるように人が集る。
萬巒の町には、紹介したお店だけでなく、○○猪脚大王などと名前のつくトンソク店が点在している。台湾南部の屏東縣へ行く機会があれば、萬巒まで足をのばしてトンソクを食べてみてはいかが? 


海鴻猪脚(飯店)のDATA


住所:屏東縣萬巒郷民和路16号
電話:08-781-1220/08-781-0782
FAX:08-781-0900
営業時間:8:00頃~20:30(基本的に年中無休)
公式サイト:海鴻猪脚(飯店)(中国語サイトのみ;閲覧にはフォントBig5などが必要)
その他:日本語は通じないが、トンソクを指さしたり、筆談で注文することができる。わからなくても店員が何とか教えてくれる。店は萬巒派出所のそばにある。
萬巒へのアクセス:屏東から屏東汽車客運バス(屏東→内埔→萬巒→潮州<佳佐>)と経由するバスは片道大人41元。バスは20~50分間隔で運行。バスの時刻表(2005年5月現在)
屏東汽車客運バス(屏東→潮州→萬巒→來義と経由するバス)で約50分。四林経由では萬巒へ行かないので注意。片道大人59元。バスの時刻表(2005年5月現在)
*バスの情報提供:台湾の高速バス事業者リンク集



*関連リンク*
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