台湾留学経験者や台湾好きならアクセスを　「台友会」で広げる”台湾の輪”

台湾では、語学留学のみならず、大学の各学部、大学院への留学生を受け入れる学校の数も増えており、日本からの留学生の数も年々増加。1997年の、日本から台湾への留学者数は1,217名となっています（ちなみに、1955年から1997年までの総数は17,601名。いずれも『教育部発行　中華民国教育統計1999年版』から）。

台湾へ留学を考えているけれど、どうしていいかアドバイスを聞きたい、台湾へ留学したものの、日本に戻ってから台湾との縁が消えかかっている、特にそんな悩みをお持ちの方々のために、今回紹介したいのが、1981年に結成された「台友会」です。

台友会は、台湾への留学経験者を中心に結成されました。元来は、台湾の各大学内にあった日本人留学生会、これらを集めてまとめられたのが台友会です。台湾への留学経験者だけでなく、今では台湾に関心のある人ならどなたでも参加でき、台湾と日本の親睦を深める団体として活動しています。

主な活動としては、留学相談と年2回開かれる懇親会です。会員相互の親睦を深めながら、様々な情報交換を行っています。会員のみなさんの年齢や職業なども多岐にわたり、”台湾”をキーワードにいろんな輪がここから広がっていることも確かです。

今後は、各種講演会の開催や日本帰国後の日本人留学生のための北京語サークル開催などといった計画もあるそうです。

2002年6月14日に行われた台友会定例会に参加してきました。二十数名の参加で、二十数年前に台湾へ留学された方をはじめ、これから台湾との交流をしていきたい方、留学経験のない私などなど、様々な顔ぶれが揃いました。もちろん、日本に留学したり日本で暮らしている台湾の方々も数名参加されていて、みなさん、それぞれに体験された”台湾”と、これからもつきあっていくであろう”台湾”の話題は尽きず、といった盛り上がりでした。
 

この日、これまでの会長だった中川さんから、長谷部さんへ会長の座が引き継がれました。