ちょっとトリビア、ピムズの歴史
ピムズのボトルに書かれた能書き。「そのレシピは世界で6人しか知らない」というくだり、なんだかワクワクしますね |
中流・上流階級を中心に人気を得てブランドとして成功したピムズは、第二次世界大戦後になって「No.2」(スコッチベース)、「No.3」(ブランデーベース)、「No.4」(ラムベース)、「No.5」(ライベース)、「No.6」(ウォッカベース)を次々と発表しました。残念ながら、そのうち途絶えることなく生産され続けたのは「No.1」のほかには「No.6」のみです。また、2005年の冬には「No.3」が「Winter Cup」という名称で冬季限定で復刻発売されました。
「No.6」は明るい小麦色の原液で、ウォッカの風味が強く出ています。オレンジジュースで割ったり、ズブロッカを加える飲み方が人気のようです。一方「Winter Cup」はその名の通り、冬にぴったりのブレンドです。ブランデーをベースに、クローヴやオレンジゼストが香る琥珀色の原液で、温かいりんごジュースで割って飲むと、体の芯から温まります。
もちろん「No.1」と同じく、これら原液の製法を知っているのは、世界でたった6人。通称「The Secret Six」と呼ばれる、ジェームス・ピム氏やカクテル開発に参加した人たちの子孫の間で、秘密のレシピは代々引き継がれているそうです。
いかがでしたか? 今度のパーティーやピクニックの時には是非、ピムズをお供にロンドンの夏を満喫してみませんか?
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