ついに登場！食都・香港ミシュラン2008(2ページ目)

香港唯一の三ツ星はフォーシーズンズ香港の「龍景軒」

アワビやフカヒレ、魚の浮き袋など、コラーゲンいっぱいの高級広東料理をどうぞ

香港で唯一、三ツ星に輝いたレストランはフォーシーズンズ香港の中にあります。その名も龍景軒、この店名は「龍の視界」を意味します。シルバーとガラスがきらめく内装は、香港のドラマチックなスカイラインと光り輝く街をイメージ。実際に夜にはそのガラス越しにきらめく香港が浮かび上がり、その美しさに圧倒されることでしょう。128席を備えるゆとりある空間は、観光ではさることながら、ビジネスやお祝い事の席としてもおすすめです。

さまざまな名門レストランを渡り歩いたチャン氏は、エグゼクティブシェフを務める。隣はシェフのマー氏

ここの料理のために旅をしても良いとまで絶賛される料理は、料理人チャン・ヤン・タクの手によって生み出されます。13歳より料理の道に入ったチャン氏は、当時名を馳せた湾仔の「大三元」にてキャリアをスタート。その後も数々のレストランで腕を磨き、香港屈指の広東料理レストラン福臨門のシェフチームに入ります。

かつて「福臨門」は尖沙咀にありましたが現在は湾仔に場所を移し、今回のミシュランでは一ツ星を獲得しています。そこでの腕が認められ、「麗晶軒」がリージェントホテルにオープンする際には副料理長に抜擢されています。ちなみに、この「麗晶軒」は、インターナショナル・ヘラルド・トリビューンの「世界トップ10レストラン」で2位に選ばれている国際的な感覚を満たすレストラン。現在はホテルインターコンチネンタル香港に欣圖軒との名で入っています。そこで15年間勤めた後一度引退をしたのですが、フォーシーズンズ香港のオープンと共に強いラブコールがあって、現職に復帰したのだとか。

朝食はお腹に優しい繊細な味付け

独創性溢れる料理の数々は、見た目こそモダンで斬新ですが、その調理法は本格・伝統の広東料理そのもの。シーフードや点心を中心に扱った料理が舌を楽しませてくれます。中でも「フォアグラの蒸しと魚の浮き袋、鮑ソースがけ」や「エビとエシャロットの唐辛子炒め」、「龍景軒ローストチキン」は、お店のイチオシメニュー。お粥や麺、餃子、シュウマイなどをそろえた朝食もいただいてみたいですね。

＜DATA＞
■龍景軒

• 所在地：8 Finance Street, Central, HK


• TEL:852-3196-8888


• 営業時間：12：00～14：30（ランチ）、18：00～22：30（ディナー）


• 最寄り駅：中環（セントラル）から徒歩約3分


• 予算：HK$400～（ランチコース。約4,664円）、HK$980～（ディナーコース。約11,426円）

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※HK$1=11.66円（2009年12月24日現在）