香港の隠れビーチで本格四川の味を楽しむ！(2ページ目)

三代にわたって受け継がれた
レシピが自慢

シックで高級感あふれる店内。壁の飾りひとつにも、お店のこだわりが感じられます

というわけで、観光客からも脚光を浴びつつあるディスカバリー・ベイのレストラン街。今回は、人気店のひとつ『ファガラ（Fagara）』という四川料理の店を取材してみました。

『ファガラ』は、２年前にセントラルのSoHoにオープンしたレストラン。オープンしてまもなく、香港政府観光局の「Best of the Best 香港料理大賞」に出場し、見事受賞しました。以来、店はいつも満員という人気店で、この店はその支店にあたります。

窓際に面した上がり座敷の席も

『ファガラ』では、四川出身の母親がわが家に伝わるレシピを息子に伝授し、息子がシェフとなってその味を提供しています。母親も先代の祖母からレシピを受け継ぎ、その息子（孫）がシェフとなってまた受け継ぐという、親子三代で大切にしてきたレシピが自慢。また、インテリアデザインなどはシェフの姉が手がけ、それぞれが経営を担ってきた商才あふれる一家でもあります。

ちなみに、香港に出店する前は、カナダで同じ四川料理店を経営。カナダのお店は、現在も親戚がその味を引き継いでいるそうです。

四川料理だけでなく
オリジナルの煮込み料理も絶品！

四川料理を代表するメニューといえば「麻婆豆腐」（HK$68）。スパイシーで美味しい！

家族経営とはいいつつも、40年、親子三代続くレシピは本格的。パンチの少ない香港の四川料理店にあって、ここはきちんとパンチをきかせているのが好印象。いただいた麻婆豆腐は山椒がピリリときいて、ご飯が何杯でも食べられそうな味です。ときには四川にも赴き、新しい食材を探したり、本場のチリや山椒を仕入れに行くのだといいます。

（写真左）見た目も美しい、豚の薄切り（HK$88）。ガーリック＆チリソースを付けていただきます／（右）「紹興酒のラム肉の煮込み」（HK$188）は、自慢のオリジナルメニューのひとつ

もちろん、母から教わった伝統的な料理だけではなく、息子であるシェフ自らが編み出したレシピも評判。たとえば「紹興酒ソースのラム肉の煮込み」や「青島ビールの鴨肉の煮込み」など、旨味たっぷりの煮込み料理はシェフ自慢のオリジナルです。

店内は、北京で集めたアンティークの家具でまとめられ、シックでモダンな雰囲気。これからの暑い季節、海を眺めながら辛い料理とビールをいただけば、心地よい気分に浸れることうけあい。ランチセットはHK$48～78とリーズナブルですので、ちょっと足を延ばして離島の雰囲気を味わってみるのもオススメですよ！


※HK$ 1＝15.20円（2007年4月13日現在）

『ファガラ（Fagara）』
アクセス：セントラルの離島行きフェリー乗り場（ピア３）からフェリーで20分。ディスカバリー・ベイのピアからは徒歩３分[MAP]
住所：Shop105A,1/F., DB Plaza, Discovery Bay
営業時間：11：00～23：00　無休
TEL：852-2987-6111

『ファガラ』のアクセスMAPはこちら！＞＞

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