マカオでは一部の自販機を除き香港ドルが通用します。これは、香港ドルがマカオの通貨パタカに比べて3%ほど強いためです。お釣りはたいていパタカにて返ってきますが、これは逆に香港では通用しません。よって、観光の場合、パタカへの両替は、再両替ができない小銭のことを考えるとされないほうが得策だと思います。あと、帰りのフェリー乗り場の免税店などでパタカを使い切ると損をしません。
というわけで、両替はしないでフェリー乗り場を出ます。フェリー乗り場からはタクシーを使っても20パタカ(300円)以下で到着するのでタクシー利用が便利でしょう。メーターが動いていることを確認してください。「議事亭前地」と紙に書いてドライバーに渡すとわかりやすいです。
パステルカラーに彩られた、美しいマカオの建築。夜になってこれがライトアップされるのが街の中心「セナド広場」です。石畳の道は緩やかな上り坂になって、火災で焼失してしまった聖パウロ大聖堂跡へと続きます。街頭には、マカオ名物、ポルトガルエッグタルトを売る店から香ばしい香りがして、それらの店からはさまざまなカステラ菓子やケーキが食欲をそそります。
でも、まだ何も召し上がってはいけません。さあ、この広場の通りに面した一角に今回のターゲット「龍記酒家(通称:ロンゲイ)」があります。見た目はとっても入りづらそう。窓はカーテンで覆われているので中の様子がほとんどわからないし、なんて怯えてしまいそうですが良心的なレストランなので、扉を開けてみてください!さあ、次ページから行ってみましょう。