世界中で幸せを運ぶイノシシ像で良縁?
◎遭遇できる場所: シドニー中心部
触ると幸せになれるという言い伝えのあるシンボルの代表は、ブロンズ像『イル・ポルチェリーノ』。シドニー市内中心部東端に建つ歴史あるシドニー・ホスピタル(シドニー病院)前に鎮座するイノシシの像です。
イノシシの「鼻の部分を触ると幸せになる」と言われているため、毎日大勢の観光客らに触られっぱなしで鼻がピカピカに光っています。このイル・ポルチェリーノ像にも以下のようにいくつかの説があります。
Lucky 1: 鼻を触ると幸せになる(一般的に誰でも)
Lucky 2: 独身者が触ると良縁に恵まれ、結婚できる
Lucky 3: 女性がイノシシ像にキスをするとかわいい赤ちゃんに恵まれる
元々ギリシャから出土した古代ローマの大理石像であったものを17世紀にイタリアでブロンズ像として蘇らせたものなのだそうです。1900年代にレプリカ(複製)が5体作られて世界各地へと旅立ち、シドニーにあるのがそのうちの1つとか。
※オリジナルのブロンズ像はイタリアのフィレンチェにあり、遥々遠い国々へ幸せを運ぶために旅立ったポルチェリーノの分身達は、シドニーの他に、カナダとアメリカにあるようです。
そしてさらなる分身が誕生したのか、なんと日本にもポルチェリーノ像があるという情報を入手!現在確認されているだけで千葉と京都、そして尾道に3体。やはり同じように、触ると幸せになると言われているため、鼻の部分はピカピカらしいです。
こんな風に国境や世紀、人種を超えて語り継がれる幸運のシンボルを訪ねる旅というのも、なかなか面白いもの。ケアンズでは青い蝶、そしてシドニーではイノシシ像で、幸せをゲットしてくださいね!