シドニーは都会？それとも田舎？

シドニーは都会と美しい自然が交差する街

映画「マトリックス」や「スーパーマン」のロケ地(*)となり、映画の中ではニューヨークとして描かれているため、NYに代表される“まさしく大都会”なイメージを抱いている人も多いのではないかと思います。

でもそんな都会的なビル群は中心から徒歩でほんの30～40分ほどの狭いエリアのみ。しかも街中には、歴史的な建物と現代的な建物が混在しています。郊外にも小さなビル街が数ヶ所あることはありますが、すべてあわせても東京どころか、日本の主要地方都市と比べても足元にも及ばない感じ…。

シドニーの周囲は広大な国立公園が取り囲み、美しいビーチが数え切れないほど連なっています。そう、ほんの20～30分程度足を延ばすだけで豊かな自然があふれてるのです。

郊外には、オウムや美しい色のインコ達、ペリカンなど、日本では動物園でしか見られないような野鳥達が飛び交い、カンガルーやワラビー、ポッサムなどの野生動物にも遭遇！海に行けば野生イルカの群れやアザラシ、ペンギンなどを見かけることも。冬場にはクジラ（ホエール）・ウォッチングも楽しめるなど、本当に自然が身近。

また、気候的には湿気の少ない爽やかな夏、そして冬でも日中平均気温が17～18℃前後と非常に過ごしやすいのも特徴です。

(*)＝シドニーの映画ロケ地案内へのリンクは次のページにあります。

国内最強のグルメの街・シドニー

シドニーはアジア系移民の割合が高く、オーストラリアの特徴ともいえるマルチカルチャリズム（多文化主義）が色濃く根付いているため、居ながらにして様々な国の文化が体験できます。

ですから、各国のお国料理がミックスされた世界屈指の実力派レストランも多く、グルメも大きな魅力！アメリカなどから自家用飛行機を飛ばしてやってくるセレブもいるほど。

また、レストランの質が高く、街全体に落ち着いた雰囲気が漂っているのは、ローカルな人々が街を支えているから。通りすがりの観光客がわんさかいる街は、どうしても落ち着きがなくレストランの質もなかなか向上しません。ですがシドニーは、舌の肥えた地元の人達が厳しい視点でチェックしているので、各店のレベルアップが凄まじいのです。

それから、カキ（牡蠣）好きなら絶対シドニーへ足を運ぶべき。 ここでは地物の「シドニー・ロック・オイスター」が絶品！見た目は小さく少々黄味がかっているのですが、小粒でも超クリーミーで舌の上でトロける感じ。しかもオーストラリアでは、一年中新鮮な生牡蠣が食べられます。キリッと冷えた白ワインと一緒に…。もう、最高です！

▼シドニーのカフェ＆レストラン

次のページでは、シドニーと周辺の主な見どころを厳選！ガイドおすすめの“これだけは外せない観光スポット”と、周辺でぜひとも訪れたい素敵な場所をご紹介いたします。