格安航空会社ジェットスター
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ジェットスター航空が、『関空~シドニー往復2万円』という、かつてない超激安価格チケットを発売!
オーストラリア国内格安航空会社で知られるジェットスターが、国際線拡大に伴い、本邦初の国際線格安航空として関空へ就航するというニュースをお伝えしたのが今年4月。その関空乗り入れ開始は来年3月25日と決定し、日本初就航を記念した『関空~シドニー往復2万円』という超破格チケットが発売されました。そこで、この格安航空ジェットスター国際線を徹底解剖!
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シドニー発はさらに安い往復約1万5千円!
オーストラリア上空の風景
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今回の就航記念特別価格は、オーストラリア国内ではシドニー~関空片道A$87(約7,630円)、往復でA$174(約15,240)と、日本からの価格よりさらに安い価格で発売。初就航日の3月25日から6月30日までの便の一部座席に適用され、オーストラリア国内では通常の国内線同様、ネット上での発売となりました。
この特別価格チケットは、7月26日から30日までの5日間のみの発売ということで、オーストラリア国内ではジェットスターのウェブサイトにアクセスが殺到し、パンク状態でエラー続出。なかなか思うようにブッキングできない事態が発生。日本の新聞各社やテレビ等でも報道され、一体どこで買えるの?と思った方もいらっしゃるかと思います。日本国内では取扱い旅行代理店への電話問い合わせだったようですが、電話が殺到してなかなか繋がらなかったのではないでしょうか?
ちなみにチケットは、発売終了日の30日を待たずに完売。この激安価格は就航記念ということで特別だと思いますが、今後の格安価格が期待されます。
チケット代よりも高い、その他諸費
しかし、この往復2万円(オーストラリア国内の発売価格は約1万5千円)の料金には思わぬ落とし穴が!それは航空使用税等の税金と燃油等のサーチャージ。日本サイドでは、これら別途必要となる料金が約2万7千円、オーストラリア国内ではA$319.19もかかってしまうことに。
これでは実際に支払う料金は、往復で合計4万7千円(オーストラリア国内ではA$493.19)。チケット代よりも税+諸サーチャージが高い!という結果に。まあそれでも単独の往復航空券と見ればかつてないほど安いわけではありますが…。この料金であれば、日本からの旅行の場合、時期によってはホテル付きのパッケージ・ツアーもあるので、数日間のオーストラリア滞在なら、それほど安い印象は受けないかもしれません。ただし、しばらくオーストラリアに滞在する場合、また自分で組み立てる自由旅行の場合やオーストラリアから日本に行く場合は、この価格はなかなか魅力的だったのではないかと思います。
このジェットスターの関空~シドニー路線は、行きは直行ですが帰りはブリスベン経由(*)。そして、これまで国内路線で実施してきた画期的なシステムが導入されます。次ページでは、航空会社のサービスそのものを考えさせられる、格安航空ならではとも言えるこのシステムについてご紹介します。
(*)=ブリスベンでの待機時間は約1時間程度。