ホテルのポーターへのチップ
ホテルでのチップは?
写真:ザ・ウェスティン・シドニー |
オーストラリアでは、ホテルのポーターに荷物を運んでもらった場合でも、チップを渡しても渡さなくてもどちらでもOK。ですが、このあたりもある程度の基準があるように思います。例えば、すごく重たい荷物だった場合、もしくは、荷物がたくさんあって運ぶのに苦労するような場合は、私はチップを渡すべきだと考えています。実際、そのようにしているオージーも多いよう。
とはいえオージー達は、上記のようにすごく重いとか、たくさん荷物があるわけではないのなら、自分で運んでしまう人がほとんど。私もそのくちなので、こうした場合はチップの問題を考える必要はないのでラクチン!この国ではアメリカ等のように、「ある程度のホテルでは、自分で荷物を運ぶのはチップをケチっていると思われるので恥ずかしいことである。」という意識は、微塵も見られません。そんな気楽さもオーストラリアのいいところ。
ただし、高級ホテルを定宿としているようなハイ・クラスの人の中には、わざわざポーターに運ばせている人もいることはいます…が、耳を傾けてみると100%ではないにせよ、米語=アメリカ人であることが多かったりします。
では、先にも書いたようにチップを渡したほうがよいと思われる場合、どうしたらいいのか?というと、運んでくれたポーター1人にA$1(なければA$2)程度で十分だと思います。
オーストラリアでは
ホテルのポーターには、すごく重い、もしくはたくさんの荷物を運んでもらった場合等には、A$1~2程度。
基本的に自分で荷物を運べばチップを考えなくて済む。
タクシー利用時のチップ
タクシーでのチップは?
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オーストラリアでは
タクシーでは、A$1~2未満のお釣りをチップに(そのまま、お釣りをもらわない)、後は状況に応じて気持ちで。
チップはあくまでも“任意”で、が基本
オーストラリアでは、アメリカのように「チップを見込んで低賃金で働かせる」ことはありませんので、『チップ』はあくまでも『感謝の気持ち』として、特別なシチュエーションの時にのみ、『気持ち程度』渡すものと考えていいと思います。あくまでも“任意”のものですので、もし忘れてしまっても全く問題ありません。
ただ、昔とはちょっと状況が変わってきていて、完全に『チップは不要』 とは言い切れなくなっているのはたしか。とくに都市部では「渡すのも良い」とか「渡したいところ」といった程度よりは、もう少し「チップを渡す」のが身近になってきている。(レストランではとくに)チップを払う人が増えている…という感じです。とはいえ、アメリカのように、常にチップのことを頭に入れておかなければならないようなことはありませんので、あくまでも『自分の気持ち次第』と気楽に構えて、楽しい旅行をしてくださいね!
続いてこちらも必読!「チップにまつわる赤っ恥!?体験談」。オーストラリアのみならず、世界各国で遭遇した“チップ”問題。恥を忍んで(?)、ガイドと知人らの体験をご披露しちゃいます!
▼オーストラリアへの旅に必要な基本情報
▼世界のチップ一覧表…エイビーロードの主な国のチップ事情をまとめたページ。ですが、状況が変わっているところも多いように思います…。
▼レストランでチップをカードで払うことが出来るのですか?…地球の歩き方掲示板の少し古いスレですが、海外在住者や体験者がチップについて書き込んでいる。各国事情もわかる。
▼アメリカにおけるチップ …シアトルの現地情報ポータルサイト内のチップに関するページ。アメリカの話ですが、払い方やその時何といえばいいか?も書かれているので参考に。
▼アメリカのチップ …現地発信の情報ポータルサイト。こちらもアメリカのチップの話ですが、換算表(何%なら、チップはいくらかがわかる)がある。
▼スマートなチップの渡し方 …海外ホテル予約のアップルワールド社の「ホテルの常識」ページ。アメリカを想定した話になっているようだが、渡し方については概ね参考になる。