レストランでのチップについて

レストランでのチップは?
写真:モザイク at ザ・ウェスティン・シドニー

これまで、オーストラリアではチップ不要とされてきましたが、近年、そうとも言えない感じがなきにしもあらず。劇的に変化が現れたのが、(こちらでも書きましたが)シドニー五輪から。オリンピック目当てにやってくる観光客らがチップをおとしていくことを見込んでか、クレジットカードのスリップ用紙(サインをするためのレシート状になった複写式の紙)に、『Gratuity』=チップの欄を設けたものが増えてきたのです。

この用紙は、店側で選べるのか、勝手にクレジットカード会社のほうで指定されているのかわかりませんが、このGratuity欄のある用紙を使う店が確実に増えています。シドニーでは、ある程度の店であれば、ほぼ90%以上の確率。このような状況に伴い、その他の場面でもチップを置かないとマズいような雰囲気が漂うことも…。

こうした場合、どうすればいいか?

突然降って沸いたような(?)チップ問題については、地元オージー達も頭を抱えているよう。それまでは、クレジットカードのスリップにもチップを記入する欄すらなかったのに、近年急激に見かけるようになったのですから、悩むのも当然。…と思っていたら、地元のグルメ情報誌にこんなコメントを発見しました。

「チップを置くか、置かないか?それは面倒な事。私達はこう考えます。もし、食事の内容やサービスが平均点以上だったら、置く。クレジットカードに上乗せしてもいいが、できればキャッシュ=現金で。その場合は、普通だいたい5~10%程度。あくまでも、食事料金(総額)による。」

そして、「食事の内容やサービスが平均点以上であった」ことを踏まえて、さらに詳しくチップを置く基準を上げていました。

・もう一度来たいと思った場合、または、知り合いにもすすめたいと思うほどの店だった場合。
・あなたのその店に対する評価(料理もサービスもよかったということ)を態度で示す=店側に伝えたい場合。

クレジットカードで支払いなら、
カードにチャージすることも可。

私自身は、現金でもカードにチャージしてもらう形でもどちらでもいいと思いますが、上記の基準には賛成。ですので、この基準で現在は置くようにしていることが多いのですが、キッチリ5~10%程度としなくてもいいと思うというのが私の意見。実際、周りの人達を見ていると、必ずしも5~10%置いているわけではありませんし、置かない人もまだいます。

個人的には、中級以上のレストランの場合、総額を切り上げてキリのいい額にする(つまり、A$96だった場合、ちょうどA$100にする)という方法をとっています。周りの人に聞いたり、見たりしていると、この方法をとっている人は結構多いようですので、ひとつの目安として覚えておくのもおすすめ。 とはいえ、1人当たりA$100を軽く超えるような高級レストランの場合は、やはり10%程度が無難かと思います。あくまでも任意で、ですが。

ただシドニーやメルボルンなどの大都市の場合、このようにチップを置く人が増えていますが、ケアンズなどの地方都市やさらなる田舎の町では、まだチップを置かない人も多いように見受けられますし、クレジットカードのスリップにもチップを記入する欄そのものがないところも多いのが現状。こんな場合は、本当に自分の気持ち次第で置いてもいいですし、置かなくてもまったく問題ないと思います。

  オーストラリアでは
  中級以上のレストランでは平均5%程度~。もしくは、端数を切り上げ。高級レストランの場合は10%程度。
  テイクアウェイ・ショップや安食堂は基本的に不要。ファースト・フード店も不要。
  一般的に田舎町では、今でもチップの習慣はない。自分の気持ち次第で。
  サービス料が加算されている場合は、もちろん不要。
  カードでチップも一緒に払う場合は、Gratuityの欄にチップ額を記入するか、合計欄にチップ込みの総額を記入。

また、チップではありませんが、オーストラリアでは休日や祝日にオープンしている店の場合、サーチャージ=特別料金がかかるところがあります。これは、一般的に言われるサービス料とは異なるものですので、チップとは別と考えてください。

以上は、あくまでもオーストラリアにおける場合。イギリスやアメリカでは、この限りではありません。じゃあイギリスやアメリカ等、他の国ではどうなのか?ということは、こちらの体験談で。さて、厄介なチップ。次ページでは、ホテルやタクシーではどうすればいいのか?に迫ります!

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