海外旅行で頭を悩ます“チップ”

海外旅行で面倒なのが『チップ』。日本語では『心づけ/寸志』とされ、受けたサービスに対して、感謝の気持ちを表すために払う。とされていますが、現在の日本では一般的にそうしたシチュエーションがほとんどないため、ちょっとややこしいもの。

チップに関しては、ガイドブック等に書かれてはいるものの、どうもすっきりしない…、よくわからない…という人がほとんど。All About内でも海外でのチップに関する記事を見つけてみたのですが、唯一イタリア・ガイドの岩田さんが書いている記事の一部に見つけることができた程度…。うーむ、、チップに関しての話は“タブー”なのでしょうか??でも、海外旅行をすれば絶対誰しもこの問題に直面しているはず。一体みんなはどうしているの?と、気になりますよね。

そしてそのチップ、オーストラリアでは不要!…と言われていますが実際はどうなのか?と思う人も多いのではないでしょうか。ガイドブック等には「原則不要だが、特別なサービスを受けた時等には渡す」と書かれていて、原則不要と言いながら、一体どういう時なら必要なのか?どうすればいいのか?が、イマイチわかりにくい…。

そこで、オーストラリアではチップをどうしているのか?また、一般的な海外旅行の場合、他の人はチップをどのようにしているのか?チップが日常に溶け込んでいる西洋人はどうしているのか?等など、この面倒極まりなく、実態が見えにくい『Tip/チップ』に迫ります!

さらに、世界各地での「チップにまつわる赤っ恥!?体験談」もご披露。最後までじっくり目を通せば、チップのすべてが見えてくる!?

一般的なチップの目安

よくガイドブックなどに記載されている一般的なチップの目安は、以下のように言われています。

・ポーターなどに荷物を運んでもらった場合や特別に何かをしてもらった場合等は、日本円にして100~200円程度
・宿泊先のホテル等では、ピロー・チップとして、毎日枕の下に日本円にして100円~数百円程度を置く
・レストランでは、総額の約10~15%程度
・タクシーは、総額の約10%程度

チップは、一般的に英語ではGratuityと記します。先にも書いた通り基本的には『心づけ/寸志』の意味。基本的には、まあ概ね上記のように考えていい…ともいえますが、ひとつだけ「?」と思うのは、2番目のピロー・チップ。

枕の下にチップを置くのは日本人だけ?!

ピロー・チップを置くか?置かないか?
写真:セイルズ・イン・ザ・デザート

よくピロー・チップとか枕銭と呼ばれ、「毎朝起きて出掛ける前に、ベッド1台ずつに対し、日本円にして100円~数百円程度を置く」とされています。実際、このように説明している日本人添乗員(もしくは現地係員)さんを何人も見かけていますので、こうするものと認識している人も少なくないのでは?

ところが、このピロー・チップを置くのは日本人だけ…といっても過言ではないよう。知人のイギリス人、アメリカ人、オーストラリア人らに聞いても、いつも「置く」と答えた人は皆無。ただし、ある程度の宿(大抵は高級ホテルである場合が多い)にしばらく滞在する場合は、滞在日数に応じてチップを置くという人もいます。これはアメリカ人に多く、イギリス人、オーストラリア人は基本的に置かない人が多いようです。

それでは「置く」場合、どの程度の期間滞在すればチップを置くのか?というと、その当たりの感覚は人によってマチマチで、3日以上という人もいますし、1週間以上という人もいます。「自分が気持ちよく滞在したいなら、たとえ3日間でも置く。あくまでも自分次第だが、一般的には5日間以上くらいからとする人が多い。」と考えていいのではないかと思います。とはいえ、あくまでもその国の事情によりますが。

ちなみに、日本人旅行者は添乗員さんの言いつけを守って(?)、たとえ1晩しか滞在しなくても律儀にちゃんとチップを置いてくれるので、日本人が泊まった部屋の掃除は、係の間で奪い合いになるという話もあるほど。日本人旅行者でとくにパッケージ・ツアーを利用している場合等は、同じホテルでの滞在日数は、ほとんどが1~2泊程度。こんな場合なら、チップは必要ないと思います。

  オーストラリアでは
  ピロー・チップは基本的に不要。

>>チップは不要?オーストラリアのレストランで食事をした場合は、どうする??→