日本人に多いミスと、持ち込み不可でも“持ち込める”もの
オーストラリアへの持ち込み不可なもの
|
|
1 | 生(なま)物 …肉類、野菜、果物等 |
2 | 種子・植物類 …植物の種(たね)等 |
3 | 乳製品 …牛乳(牛以外の乳も含む) |
4 | 卵製品 …卵が使われた製品 |
5 | 肉製品 …肉が使われた製品 |
6 | 土が付着した物 …スポーツ用品等 |
7 | 動物及び動物を使った製品 …動物の皮などを使った楽器なども含む |
前のページで説明した「持ち込み不可」なものたち(再度リストを右に掲載)。よくよく考えてみると、どれもこれもダメそうに思えてきますよね。でも、このリストに載っていても、一部例外があり、持ち込むことができるものもあるのです!
そこで、日本人が持ち込んで罰金…となりやすいケースと、リストにあっても持ち込めるものについて、1項目づずつ例を挙げて説明します。
※また、例え持ち込み可能なものであっても、申告は絶対です。申告漏れや申告忘れは、その場で罰金になることがほとんどなので、注意して!
◆生もの
オーストラリアでは、“生”なものは、すべて持ち込み不可! “生”というのは、もちろん“生き物”にも適用されますので、“生もの”だけでなく“生き物”も基本的に持ち込めません!!※ただし、ペットと共に移住等の場合は別途規定あり。
◆種子類
これは、発芽してしまう恐れのあるものが不可。それは、ご存知のように、オーストラリアは独自の貴重な生態系が育まれている土地ですので、他の国からの植物が侵入することによって、この国本来の植物を絶滅させてしまったり、生態系が変わってしまうということを防ぐため。ですから、ローストされたり、漬物などになって、もう発芽する恐れのないものなら、持ち込み可能。
オーストラリアの貴重な生態系を守るため |
◆乳製品
乳成分の入ったものとなると、「私は赤ちゃんがいるのに、じゃあ、粉ミルクもダメなわけ?」という、お母さんの声は聞こえてきそうですが、この場合、自分の子供に与える滞在期間分相応の粉ミルクは、きちんと申請することで持ち込めます。ただし、申告時にウソをつくと、罰金になることもありますので、必ず正しい申告を。
◆卵製品
身近な食品には、卵の形をとどめていなくても、卵を使った製品が 結構あります。日本人が持ち込んでしまうもので結構多いのが、「マヨネーズ」。
旅行者の方は、あまりいないかもしれませんが、ワーホリなどで長期滞在する場合に、持ち込んで処罰されるケースが多いとか。これは、某ガイドブックに「オーストラリアのマヨネーズはおいしくないので、日本から持っていくのがおすすめ」といったことが書かれていた影響かと…(^^;。
ただし、生っぽくないものなら、卵を使っていても持ち込めます。例えばビスケットなどの「焼き菓子」などはOK。