オーストラリア/オーストラリア基本情報

楽しい旅行で嫌な思いをしないための必読マニュアル オーストラリアの検疫最新情報(2ページ目)

オーストラリアは固有の自然保護等のため、厳しい検疫検査を行っていますが、近年罰金をくらう日本人観光客が急増!オーストラリアの検疫について、知らないとトラブルになりかねない最新情報などをまとめました!

執筆者:平野 美紀

日本人に多いミスと、持ち込み不可でも“持ち込める”もの

オーストラリアへの持ち込み不可なもの
1 生(なま)物 …肉類、野菜、果物等
2 種子・植物類 …植物の種(たね)等
3 乳製品 …牛乳(牛以外の乳も含む)
4 卵製品 …卵が使われた製品
5 肉製品 …肉が使われた製品
6 土が付着した物 …スポーツ用品等
7 動物及び動物を使った製品 …動物の皮などを使った楽器なども含む

前のページで説明した「持ち込み不可」なものたち(再度リストを右に掲載)。よくよく考えてみると、どれもこれもダメそうに思えてきますよね。でも、このリストに載っていても、一部例外があり、持ち込むことができるものもあるのです!
そこで、日本人が持ち込んで罰金…となりやすいケースと、リストにあっても持ち込めるものについて、1項目づずつ例を挙げて説明します。

※また、例え持ち込み可能なものであっても、申告は絶対です。申告漏れや申告忘れは、その場で罰金になることがほとんどなので、注意して!


生もの

オーストラリアでは、“生”なものは、すべて持ち込み不可! “生”というのは、もちろん“生き物”にも適用されますので、“生もの”だけでなく“生き物”も基本的に持ち込めません!!※ただし、ペットと共に移住等の場合は別途規定あり。

種子類

これは、発芽してしまう恐れのあるものが不可。それは、ご存知のように、オーストラリアは独自の貴重な生態系が育まれている土地ですので、他の国からの植物が侵入することによって、この国本来の植物を絶滅させてしまったり、生態系が変わってしまうということを防ぐため。ですから、ローストされたり、漬物などになって、もう発芽する恐れのないものなら、持ち込み可能

オーストラリアの貴重な生態系を守るため

乳製品

乳成分の入ったものとなると、「私は赤ちゃんがいるのに、じゃあ、粉ミルクもダメなわけ?」という、お母さんの声は聞こえてきそうですが、この場合、自分の子供に与える滞在期間分相応の粉ミルクは、きちんと申請することで持ち込めます。ただし、申告時にウソをつくと、罰金になることもありますので、必ず正しい申告を。

卵製品

身近な食品には、卵の形をとどめていなくても、卵を使った製品が 結構あります。日本人が持ち込んでしまうもので結構多いのが、「マヨネーズ」。 旅行者の方は、あまりいないかもしれませんが、ワーホリなどで長期滞在する場合に、持ち込んで処罰されるケースが多いとか。これは、某ガイドブックに「オーストラリアのマヨネーズはおいしくないので、日本から持っていくのがおすすめ」といったことが書かれていた影響かと…(^^;。 ただし、生っぽくないものなら、卵を使っていても持ち込めます。例えばビスケットなどの「焼き菓子」などはOK

■次では、日本人観客に一番多い罰金対象食品と
「肉製品」と「スポーツ用品」について説明します!→

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