今年2月に日本でも第2部が公開され、記録的な興行成績を上げている『ロード・オブ・ザ・リング』。現在公開されているのは、第2部の『二つの塔』。全3部作で構成されているので、最後の完結編が待ち遠しい!という人も多いはず。
原作は、冒険ファンタジー小説の最高峰として世界中の人々から愛され続けてきた、英国人作家J・R・R・トールキンの『指輪物語』。過去にも、何度も映画化される話が持ち上がったというが、そのスケールの壮大さに誰も映画化することができなかったという。そんな、人類待望ともいえるファンタジー大作が、約半世紀の時を経てスクリーンに蘇ったのだから、ファンならずとも見てみたい映画NO.1なのだ!
現代の高度なCG技術とリアリスティックな現実のシーンを見事にミックスして、アカデミー賞をはじめとする数々の映画賞を総ナメにしていることでも話題の映画だけど、そのシーンの大半は、なんと!ニュージーランドで撮影されたもの。
イギリスの田舎町で暮らした原作者トールキンがイメージしていた風景は、日常的によく目にしていた“イギリスの”田園や山々(丘?)だったはず。でも、作品中に登場する冒険シーンや、暗黒世界の夢とも現実ともつかないような不思議な世界を表現するための風景、そして何よりもロケを敢行するのに必要な広大な敷地を求めて、映画制作関係者達が、撮影開始1年以上も前から世界各地をロケハンしたという。
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どことなく、映画のシーンを想像させる
イギリスの田舎の風景
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そして、トールキンが生きた時代のイギリスの田園風景によく似た風景が広がるニュージーランドに、白羽の矢が立ったのだ!(…実は、監督がニュージランド生まれであったことも関係している…)そのニュージーランドの北島及び南島各所で、数年に渡るロケが行われ、ようやく超大作映画が完成した。
そのロケ地のひとつであるトンガリロ国立公園へ行き、ガイド自らが歩いて映画『ロード・オブ・ザ・リング』の中に広がる世界を体験!!さて、雄大な自然が広がるトンガリロは、一体どのシーンに登場するのか??
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