イタリア/イタリアのグルメ・ワイン・レストラン

本場のアペリティーボ最新事情

イタリアの楽しい習慣「Aperitivo夕食前のひとときが優雅なラテン的時間を作ります。イタリアツウを気取るなら、本場で体験し解かなくっちゃね!アペリティーボ最新情報です。

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド


夏の夜長にアペリティーボは欠かせない!


イタリアの楽しい習慣、Apritivo(アペリティーボ)。食前酒のことですが、夕食前のひとときを楽しく過ごす時間(18時~20時頃)のことをさし、「アペリティーボをしよう」「アペリティーボに行こう」などと表現されます。

photo by SAWA pasqua
「ハッピーアワー」で訪れたいミラノの人気ラウンジ「G Lounge」住:Via Larga,8 TEL:02-8053-042 営:ハッピーアワー18時~(土・日17時30分~)

日本で言うところの「とりあえずビール!」のビールの部分だけを別のお店でとるといったイメージが本場のアペリティーボ。仕事を終えてホッとしたときの一息、もしくは、楽しい夕食へ向かう前の心の準備。慌しい昼間の時間から、ドタバタと夜に突入せず、間にアペリティーボでワンクッションおいて、ゆったりと夜を楽しもう。といういかにも人生を謳歌するラテン的な発想の習慣のひとつです。

photo by SAWA pasqua
「G Lounge」のハッピーアワーでは、飲み物(6ユーロ)+食べ放題。サラダなどが盛られたお皿をテーブルまで運んでくれます。
リストランテの近くのバールで待ち合わせを兼ねてアペリティーボをしたり、仕事帰りにアペリティーボを軽くしてから家路についたり、もしくは、家にいるときも夕食の準備をしながらアペリティーボをしたり・・・と、何はともあれ1日の中で欠かせない習慣なのが、このアペリティーボ。イタリアに旅行に行かれる際には、ぜひともこの本場のアペリティーボによる「ゆったり過ごすラテン的な夜」を楽しんでいただきたいなと思います。

特に日が長いサマータイムの間(3月末から10月末)は、アペリティーボを楽しむ絶好のタイミング。オープンエアのテーブル席で暮れ行く空を眺めながら、しみじみとイタリアの時間の流れを肌で感じてみてはいかがでしょう?時間に追われるのは日本にいるときだけで十分!旅行中はpausa(一休み)を挟みつつのんびりと人生を満喫して下さい。

次のページでは旅行中役に立つイタリア的アペリティーボ最新情報
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