イタリア/イタリア基本情報

ご注意!イタリアのスト最新情報

イタリア名物スト(ショーペロ)、最新情報はどこで入手できるの?運輸省のショーペロ予定スケジュールサイトで確認しよう!

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド


photo by SAWA
こんなカワイイ顔のユーロスターもある。けど…ちゃんと走ってくれないとただの変な顔だよ!

ストはイタリア語でショーペロ

イタリアの名物として知られるスト(Sciopero ショーペロ)ですが、日本にいながら情報を入手するのは至難の業。

こちらの運輸省スト予定スケジュールサイトには、今後予定されているスト情報が発表されています。残念ながらイタリア語のみ。解読に必要な単語を以下にあげてみます。

●●簡単に読みこなすための知っておきたいイタリア語単語●●

settore: 分野
sciopero generala:ゼネラル・スト
trasporti:運送、交通機関
modalita':予定される時間帯

trasporto pubblico locale:公共交通機関
marittimo:船舶
aereo:航空
ferroviario:鉄道
assistenti:スタッフ

例えば、

15 settembre 2006
settore MARITTIMO: SCOPERO GENERALE SETTORE TRASPORTI
modalita:24 ORE
settore TRASPORTO PUBBLICO LOCALE: SCIOPERO GENERALE SETTORE TRASPORTI
modalita:24 ORE

とあれば、
2006年9月15日 船舶、公共交通機関のゼネラルスト 24時間
ということになります。

9月はストラッシュ。予定されているストは以下の通りです。

●2006年9月15日 船舶、公共交通機関のゼネラルスト 24時間スト
●2006年9月18日 アリタリア航空およびローマ空港のゼネラルスト 24時間スト
●2006年9月27日 空港スタッフ 4時間スト(12:00~16:00)
         鉄道 8時間スト(9:01~17:00)
         公共交通機関 8時間スト(9:01~17:00)
●2006年9月29日 ミラノ空港 4時間スト(12:30~16:30)

※上記は予定です。変更・回避もありますので、最新情報はサイトでチェックして下さい。

ストに遭遇したらどうする?


さて不運にもストに遭遇してしまったら、どうしましょう?

空港ストの場合 
・日本からの便は到着しても、国内線に乗り換えられない場合があります。
→長距離バス、翌日便、鉄道などに振り替えになる場合があります。エアラインのスタッフに確認しましょう。
・荷物が届かない場合もあります。
→貴重品とスグに必要なものは、持込にしましょう。
→紛失申請書類には1週間分の滞在ホテルの名前、住所、電話番号を書きましょう。
→発見しやすいように、大きく目立つように名前をローマ字で書きましょう。

鉄道ストの場合 
・幹線は間引き運転するケースがあります。
→運行状況を駅で確認しましょう。

公共交通機関ストの場合
・市内での移動をタクシーに頼らざる得なくなります。
→タクシーが混み、つかまりにくくなりますが、絶対に白タクなど「声をかけてくる」タクシーには、絶対に乗ってはダメです。必ず、メーターのあるタクシーに乗り、かつ、メーターが作動していることを確認しましょう。



イタリアのストは、たいてい予告通りの時間に終了します。あわてず騒がず、少し様子を見る余裕も大切です。事前にスト情報をある程度把握し、ムリのないスケジュールを立てることも、イタリアを楽しく旅行する秘訣のひとつです。

ちなみにストは、交通機関のみならず、銀行、大学、病院、タクシーから、なんと学校の食堂まで、さまざまなストがあります。


【情報提供】
イタリアを1000倍楽しむ!ボンジョルノ!ローマ
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場でイタリア関連の書籍を見るAmazon でイタリアの旅行ガイドを見る
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます