オペラの発祥の地・イタリア
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ローマにあるオペラ座 |
イタリアを代表するオペラハウスと言えば、イタリア3大オペラハウスであるミラノのスカラ座、ベネチアのフェニーチェ劇場、ナポリのサン・カルロ劇場があげられますが、他にも、
ローマのオペラ座、パレルモのマッシモ劇場・・・と、美しいオペラハウスが各地にあります。
ルネッサンス後期16世紀末に
イタリアで生まれたオペラ。音楽のように美しいイタリア語を話すイタリア人、もちろん、
オペラが大好きです。お気に入りの演目が上演されるときは、誘い合わせて、または一人でもオペラハウスに出かけるものです。各地にあるオペラハウスは、今の時代でも、もちろん市民のエンターテイメント施設として夜毎賑わいを見せています。
ローマには、イタリアでも5本の指に入ると言われるオペラ座があります。
オペラハウスってどんな感じ?ちょっとのぞきに行ってきました。
オペラ座に行ってみよう
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オペラ座入り口の様子 |
●服装編
開演30分前にオペラ座前に到着すると、ドレスアップしたマダムや紳士が集っている・・かと思いきや少々シックな洋服の人々。
男性ならジャケット、女性なら少しドレスアップした程度の割合に崩したスタイルで十分。お洒落してレストランに行く程度です。
●入場編
チケットを手に館内に入り、入り口でチケットを見せると「○○階へ」と予約席のある階を指示されます。指示のあった階にあがると、そこで再び係員から「○○番の扉から」と案内があります。
コンサートの要領とまったく同じ。後は、番号の書かれた席へ座るだけです。
●その他のマナー
鑑賞に際して、周囲の人の邪魔にならないようにすること。以外は特に何もありません。じっくりと鑑賞するのみ。
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迫力のオペラ座内部 |
上演中、咳が止まらなくなった筆者は途中、退席し廊下に出ると、すぐさま係員がキャンディーを渡してくれました。いつも用意されているとは思えませんが、なかなか気の利く係員でした。また、当然のことながら携帯の電源を切るものですが、なんと、上演中、高らかに携帯の呼び出し音が劇場内に響き渡り、劇場全体に失笑が起こる場面もありました。その携帯音はアレーナ席から聞こえてきていました。紳士もうっかり・・なんてことがあるわけですね。
今回鑑賞したオペラは、
ワーグナーの「ラインの黄金」。ヴェルディと並ぶオペラの2大作曲家ワーグナーの作品とあって、ほぼ満席。
ドイツ語オペラの場合、舞台上部に設置された電光掲示板で字幕スーパーが出ます。壮大なセットを期待していたものの、以外なことに、舞台前に薄いスクリーンがかかり、
スペクタクルなシーンはほぼCG映像が映し出されるといった前衛的な演出。生身の人間とCG映像との組み合わせには少々驚きましたが、乗り出して食い入るように見入る観客も多く、概ね評判は良かったようです。
バレエも上演される!
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芸術鑑賞もイタリアの旅に組み込んで |
オペラハウスでは、バレエも随時上演されています。ローマのオペラ座では、この冬から春に「シンデレラ」「くるみ割人形」「ジゼル」など
古典クラシックバレエの演目が目白押し。オペラ座には行ってみたいけど、
オペラ鑑賞は長いし退屈しないか心配、といった方には断然、バレエ鑑賞もオススメです。
オペラの発祥の地である
イタリア各地の歴史あるオペラハウスで、存分に生きた芸術に浸ってみる。そんなイタリア経験も素敵かもしれません。
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