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日本未入荷! 話題の手作りチョコレート

イタリアのチョコ、と言えばバーチが有名ですが、最近手作りの職人系(?)チョコが地元ローマで話題!長年勤めた会社を辞め、チョコラティエレ(チョコ職人)に40代から挑戦するラファエッラさんのチョコはいかが?

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

日本未入荷! ローマで話題の手作りチョコレート

ホテルの地下厨房で、チョコレート作りに打ち込むラファエッラさん。 カカオ、ナッツ、フルーツなど自らの目で選んだこだわり素材を使い、 オリジナルのチョコレート作りに励む毎日。 チョコレート職人となって、まだ1年と日は浅いものの、 ラファエッラさんの作るチョコレートは、じわじわと口コミで広まり、ローマで今、話題になっています

板チョコ、ゴディバなどでお馴染みのチョコラティーノ(細工のある一口大のチョコ)など、 ベーシックなものから、イタリア伝統菓子のトロンチーノをチョコレートベースで作るなど、 オリジナリティあふれるチョコレートたち。特に、スパイス使いに特徴があり、 シナモン、カルダモンなど想像できる範囲のスパイスに加えて、 映画「ショコラ」で広まったペペロンチーノ(唐辛子)入りや、 なんと黒コショウ入り、ブーム直前の塩入りチョコも! スパイスの配合は無限。ラファエッラさんのセンスで様々な種類を試しています。

そんなチョコレート作りに夢中になっているイタリア女性・ラファエッラさんの前職は? なんと生物学の研究員。ローマ大学生物学科を卒業後、20年間、研究所に勤めていたそう。 写真(上・右)は、チョコレート作りの作業中ですが、どことなく研究員っぽい?! 「自分がのびのびできない」と常々違和感を感じていた仕事を辞め、 「まったく畑違い」のチョコラティエレ(チョコレート職人)の道に入ったのは、 数年前。この道を見つけるまでは、働きながら、ソムリエの免許を取得したり、 コルドン・ブル(フランスの有名な料理学校)でパティシエのコースを受けたり、 少しずつ自分のしたいことにチャレンジしていたそう。 料理、特にドルチェに興味のあったラファエッラさんは、仕事を辞めた後、 北イタリアのブレシアにある世界的に有名なチョコラティエレ:Eliseo Tonti氏が 開く「Scuola Castalimenti a Brescia」でチョコラティエレ・コースを受講、 チョコレート職人への道を開いたのです。

イタリアのOLだって、日本のOLみたいに、「このままでいいのかな」なんて悩んだりするんですよね。 40歳を越えての挑戦には勇気が必要だったはず。と思いきや、年齢からのプレッシャーは さほどなかった様子。「いくつになっても遅いことはない」という 感覚は、さすがイタリアですね。

現在はローマの中心地にある、HOTEL/REXと契約を結び、 宿泊客にプレゼントされるチョコレートを作る傍ら、パーティーなどで注文販売をしています。 フラウスタイルの内装がお洒落なHOTEL・REXには、 イタリアスローフード協会のローマ支部があります。 食にこだわりのあるHOTELが先取りしたラファエッラさんのチョコレート。 日本に到着する日も近いかも?!

【ラファエッラさんとチョコレート作り体験もOK!】 日本未入荷の地元で話題のチョコレート。 興味がある方には、 3時間の特別コースで手作り体験をさせてくださいます。 お土産にもなるチョコレート。旅の途中にちょっと時間を割いて、 がんばるイタリア女性・ラファエッラさんとチョコレートを作ってみませんか?

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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