美容院はイタリア語でパルッキエレ parrucchiere。 イタリアに住んでたって髪は伸びる。 来伊したばかりで困るのが「どこで切る??」ってことでした。 日本の雑誌を持って行き「これにしてください」と言っても、 首をかしげながらパーマをかけられ、 ふんわりウェーブのかかった軽い感じで・・と、 想像していたら、びっくり仰天。目の前に映ったのは、 ヒッピー調のロングアフロ。 とか、日本の雑誌の写真を指差し、お任せして20分。 やっぱり首をかしげながらも勢い良くザックリ切られ、 オリエンタルな雰囲気を大切にした(誰も頼んでないって)超鋭角ボブにされたり。 と、まあ悲惨な体験談を聞くにつけ、ビビるローマ在住組みの日本人なわけ。

かくいう私もびっくり&がっくり体験、もちろんアリ。(当時のセキララ報告はコチラ)。 出来上がったときは満足でしたが、その後帰国して行きつけの美容院で 「あーはっはっは!こんなパーマ見たことない!」とか、 「切り方が不揃いすぎて理解できない」とさんざん笑いものにされ、 「うう。二度とイタリアで髪を切るものか」と心に誓ったものでした。 それ以来、一時帰国のたびに日本の美容院に行き、 「一ミリ単位でキレイに、しかも希望どおりに切ってくれる日本の美容師さんはサイコー」と ローマ人の友達に必要以上に自慢してきました。 が、去年の秋頃、取材で出会った美容師さん。 これがなかなか上手なのです。

日本の雑誌を見せても「うーん、僕はこれは好きじゃない」とはっきり。 「最近の日本の傾向は先を細くしてフワフワさせるようだけど、 ヨワヨワしくて頼りない感じがする。 それに、髪にもよくないと思うんだよね。まあ、 日本人の髪質はイタリア人よりも強いから、大丈夫なのかもね。」 とのこと。 そう、髪質が全然違うんですよね。イタリア人は細くてやわらかい髪の人が多いので、 適当にざっくり切ってもそれなりにまとまるわけ。 1本1本に主張がある日本人の髪を、同じ調子で切ると「ん?」っとなっちゃう。 それと、イタリア人と日本人の目指すベレッツァ bellezza(美しさ)の違いも あるかもしれませんね。やっぱりイタリア人は「うふふ」って感じのあいまいでカワイイ女の子より、 セクシーで主張のある強い女性が好きな人が多いですからね。

人と同じより個性を重んじるイタリアでは、「○○みたいにして」というオーダーはめったに聞かないとのことですが、 流行の傾向ってのはあります。(写真はSophie dahl イタリア人じゃないけど、セクシーで人気。 日本人でも真似できそう?) 例えば・・・
sfilato スフィラート すいて軽く見せること sfrangiato スフランジャート レイヤー調にして切りそろえないこと banda laterale バンダ・ラテラーレ 前髪を斜めに下ろすこと このあたりがキーワード。私が彼が上手だなと思うのは、切った直後よりも2,3日してから落ち着いてきて、3ヶ月くらいは それなりの髪型がキープできること。と、雑誌を見せても「これはできない」とはっきり教えてくれることですね。 そう、今までの敗因は「日本の雑誌」。「これで・・」と写真を見せたっきり、 コミュニケーションをとらないってのも、彼らにはなかなか難しいようです。 切り方も流行もちょっと違うから「うーん、よくわかんないけど、いいや」って 切っちゃう美容師がローマには多いのも困りもんですけどね。
■TAD
ポポロ広場のそばにあるお洒落な複合型コンセプトショップ 広い店内に、洋服、雑貨、CDショップ、カフェなどが集まり、TADテイストで生活スタイルをトータルコーディネート。 ローマのセレブも訪れる美容院Roberto D'Antonioも中に。買い物途中に挑戦してみる?
■Roberto D'Antonio(TAD内)
カット+シャンプー+セット 70EURO~。クリスティアーノ君が一人でやってます。
住所:Via del Babuino,155a
電話:06-32695126(直通)
要予約 英語OK

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