古代ローマ帝国の名残が随所に見られる

 

 

 

 

 

 

あなたはローマの「顔」を、いくつ知っていますか。

EUの中堅の国にして、毎年多くの観光客をよびよせるイタリアの首都でしょうか。ルネサンスに花開き、展示きれないほど多数の巨匠たちの彫刻、壁を埋め尽くしてもまだあまる、数え切れないほどの名画でいっぱいの美術館、博物館があふれる、芸術の都?法王国家を内包した、石を投げれば教会にあたる、宗教都市?それともそれとも、ローマの休日をはじめとするいくつもの名画の舞台でしょうか。

私がこの街を思い起こすとき、それらの顔の下、すべての土台となる顔が見えます。そう、この永遠の都は、古(いにしえ)のローマ帝国の首都としての顔を、いまだにその底に持っているのです。

2000年以上経った今もローマ帝国の栄華を感じさせる

1000年の長きにわたり続いたローマ帝国。当時は街中をうめつくしていた公衆浴場やフォールムなどの公共施設は、その後中世を経るうちに、あるものは打ち壊されて教会などの建材に利用され、またあるものは風化するにまかされて、一部にのこる柱やモザイクに、昔の栄華をしのぶしかありません。

その中でもとくに往時の面影を宿すのが、このコロッセウムです。

ネロ皇帝亡き後の混乱を収めた皇帝ヴェスパシアヌスが建てさせた、周囲約527m、高さ48.5mの闘技場。当時は4階建てのうえに日除けの天蓋がつき、各階で様式のちがうアーチのひとつひとつにはローマの神々などの彫像が飾られ、収容人数は5万人ともいわれていますから、その大きさと建築技術は驚くばかりです。

いまはその半分が崩れ、階段状の観覧席を覆う大理石も一部を残すのみとなってはいますが。

2000年の時を超えて立ちつづける、崩れてもなお美しいこのローマのモニュメントを、一度観に行きませんか。

■コロッセウム
住所:Piazza del Colosseo
電話:06-39967700
営業時間:8:30~日没1時間前
定休日:1月1日、12月25日
交通アクセス:地下鉄B線コロッセオ駅Colosseo出てすぐ

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