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いつかはしたいイタリア留学その7 改訂版!滞在許可証延長法

いい加減にしてくれ!とあちこちから声が聞こえてきそうな目まぐるしい変更っぷり。最新版の滞在許可証延長方法(学生ビザ)です。ご参考に!

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

またもや変った!滞在許可証(ペルメッソ・ディ・ソッジョルノ)の延長方法です。もーいい加減にしてくれ!とあちこちから声が聞こえてきたってイタリア政府はお構いなし。「来月から変わりますのでご注意ください。」なーんてお知らせがあるわけじゃなく、クェストゥーラに行って見てびっくり。「これじゃ受け付けられない」「え?なんで?」「○○の書類が足りない」「えー知らなかった!」と、こうやってジワジワと口コミで情報が流れていくのみ。しかも、各町で変更される時期が違ったりするので、ますます情報収集がタイヘンです。

今、学生ビザの場合、ペルメッソを延長する為には前回申請したときと同じ学校に申し込むことが原則になってしまいました。学校を変更をする場合は、一度日本に戻ってビザを取り直す必要があるのです!イタリアに来る前に同じ学校に半年や1年分も申し込んでしまうのは、なかなか勇気が要りますよね。「自分に合わなかったらどうしよう。実際に見てから決めたいなー」と思うのは当然でしょう。留学生にとって、この変更は痛手です。

それにしても、「いつから」適用されるのかが明確に示されないこと自体、大きな問題です。フィレンツェ、ミラノで早々にこの新しい法律がスタートしたというウワサが流れていたとき、ローマでは古い法律に基づいて手続きが行われていました。変更された法律の適用が徹底されるまでに数ヶ月もかかるということは、この移行期間中は運・不運にも左右されるとも言えます。それは、Aさんは違う学校に申し込んで申請が通ったのに、Bさんはダメだと言われてしまう「人による違い」があるということ。この、ダラダラとしたお馴染みのイタリアンスタイルは、日本的お役所処理を求めていると、相当なストレスになります。徹底するなら徹底してくれ。そして変更する前にちゃんと知らせてくれー!と。

なんだか変わったんだか、どうなんだか。どこに行っても信用に値する情報を得ることができない。このウソのようなイタリアの現実にぐったり疲れきるか、たくましく乗り切り馴染んでしまうか。それはアナタ次第!かも(?)

これが最新版!【滞在許可証(延長用)申請必要書類】
(2002年11月5日現在ローマ)
COMMISARIATOコミッサリアート(居住地域管轄の警察署)に申請します。
1.証明写真 6枚(バックが白のもの)
2.収入印紙10.33euro 1枚(タバッキで購入)
3.パスポートとそのコピー 2枚
4.ビザとそのコピー 2枚
5.通学証明書とそのコピー 2枚(学校の変更は不可)
6.海外保険証とそのコピー 2枚
7.滞在中の資金が確認できる書類(クレジットカード可)
8.現在のペルメッソ・ディ・ソッジョルノ

書類手続きの後、指紋をとられます。2003年以降はイタリア人も指紋登録をしなくちゃいけないそうです。外国人はそれに先駆けて、ということだそうです。

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