イタリアの年末年始のお休みは、ナターレ(12月25日、26日)、カポダンノ(12月31日)が基本。これにともない前後をお休みする お店、リストランテも多くなります。27日から徐々に活気を取り戻し、1月6日の「ヴェファーナ」のお祭りが終わる頃にはすっかり元の雰囲気に 戻ります。電車、バスなど、間引き運転がされますので要注意です。
この期間、サンピエトロ広場、ポポロ広場、テルミニ駅などには巨大ツリーや、巨大プレセピオ が飾られて、キリスト教文化におけるナターレの重要性をひしひしと感じさせられます。やはり日本とは違う!(当たり前ですね) ベネチア広場には大きなツリーが飾られ、白亜のヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂をバックしにしたコルソ通りからの夜の眺めは感動的。
また、街中がイルミネーションで彩られ、とっても華やか! イルミネーションの光に浮かび上がる古い建物、路地。さらに雰囲気を盛り上げています。 路地に渡された電飾は、光のトンネルのようです。夕方5時ごろからすでに暗くなるこの時期ならでは、イルミネーションの中の散歩はいかがでしょう?
ところで、日本ではなじみのない「ヴェファーナ」のお祭り。1月5日の夜、ほうきに乗ったおばあさん(ヴェファーナ)がやってきて、 いい子にはおいしいお菓子を、悪い子には炭を届ける、とか。ローマのナヴォーナ広場では、1月6日まで「ヴェファーナの市」が 開かれています。クリスマスの飾りやと並んで、お菓子の屋台がズラリと広場を囲みます。
丸ごとリンゴ飴や、綿菓子(白砂糖で作るので、ザラメの日本風綿菓子とは違う甘さ)、焼き栗、悪い子に配る炭を模した 黒いキャンディなどなど。メリーゴーランドも設置され、教会、噴水となかなかよい雰囲気。ナヴォーナ広場は、スペイン階段、トレヴィの泉から、 パンテオン、カンポ・ディ・フィオーリ広場などの主要な観光スポットも近く。広場内には一休みできるカフェが並んでいるので便利。 街歩きの際には、是非寄ってみては?
夜は相当冷え込みますので、夜の街歩きは防寒対策をしっかりと。ヴェファーナの市が終われば・・・次はサルディ(バーゲン)です。