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日本の女子高生にも大人気!スポンジ・ボブ(2ページ目)

スポンジ・ボブは、キャラクターグッズが日本で先行販売され、女子高生を中心に大人気。さて、スポンジ・ボブ人気の秘密とは?

執筆者:溝口 弘恵

スポンジ・ボブのクリエイターは海洋学者

スポンジ・ボブのクリエイターは、ステファン・ヒレンバーグ(Stephen Hillenburg)。1961年にオクラホマで生まれ、カリフォルニアで育った海洋学者。15歳でシュノーケリングを経験したのが海へ興味をもつ第一歩だったという。カリフォルニアの大学で海洋資源開発などを学び、3年ほど、同じくカリフォルニアの大学で海洋生物学を教えていた。

なるほど海について知識豊富な人が描いてるキャラクターだからこそ、ギャグやまったくあり得ないことがスポンジ・ボブの周りで起こっても、なんとなく信憑性があるのかもしれない。

ヒレンバーグ氏は大学進学の際、アートでは食べていけないと思い、別の学科を専攻することとなった。アートに対する情熱は趣味に抑えていたのだという。職業が安定したところで、アニメーション製作をhref="http://www.calarts.edu/" target="_blank">カリフォルニア・インスティテュート・オブ・アーツ大学で学んだ。

大学には、何歳になっても戻れて、別のことを学べるというのが、アメリカのいい所だ。それに伴いキャリアを積んでいれば、就職できる年齢は関係ない。

ヒレンバーグ氏は大学卒業後、ニコロデオンのアニメーション、ロッコーのモダンライフ(Rocko's Modern Life)のプロデューサーとして働きながら、自分自身の作品を作ることを考えた。それには海洋生物学を教えていたキャリアが役にたった。カニやタコ、ヒトデに、もちろんスポンジ、といった海に住んでる生きものたちについて学ぶのに、学生たちは飽きることがなかったという。これだ!とひらめいたわけだ。

メインキャラクターのスポンジ・ボブは、三大喜劇王のバスター・キートンやチャーリー・チャップリンのように無邪気な性格にしたかったのだとか。ところがリアルな海綿スポンジだとあまりに無定形だったので、台所にあるスポンジに黄色い大きなスポンジに決めたのだという。

日本の天才漫画家も参考にしたのはチャップリンだった

チャップリンに関する余談だが、天才漫画家の手塚治虫は生前に「どうすれば、人々の記憶に残る漫画が描けるのですか?」という質問に対し、決まって「とにかくチャップリンの映画を観ろ。あれに全ての答えがある」と答えていたという。チャップリンをメインキャラクターの参考にしているというスポンジ・ボブ。きっと手塚漫画同様、歴史に残る作品になるのだろう。

スポンジ・ボブ、アメリカでの放送は、href="http://www.nick.com/shows/spongebob_squarepants/index.jhtml" target="_blank">ニコロデオン(ケーブルTV)で1999年よりで放送されている。
日本でもニコロデオンは衛星放送やケーブルTV、ブローバンドで視聴できる。NHKの教育テレビでも、7月から放送される予定。

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