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NYの子育てキャリアウーマンの秘密(前編)(2ページ目)

ニューヨーク在住といっても、お仕事や夫婦関係など、その生活ぶりは実にさまざま。今回は、2歳の男の子を育てながら、バリバリと仕事をこなすミキ・ブラスカターさんのインタビューをお送りします。

執筆者:溝口 弘恵

子育てと仕事の両立は大変だけど、家事は賢く手抜き!

家事
お手伝いさんが家中ピカピカにしてくれる
ガイド:
育児との両立はやっぱり大変ですか?

ミキさん:
大変です(笑)。大変だけど、欲しいものは全部欲しい、という私は欲張りだから、仕方ないですね。仕事から帰ってきて、お迎えに行くと、走ってきてくれるんですが、それが一日で一番幸せな瞬間です。

ガイド:
家事はどの程度までやってますか?

ミキさん:
もう思いっきり手を抜いています! 掃除は、同じ学校の働くお母さんに「必要経費よ!」と薦められて、隔週でお手伝いさんにお願いして、家の大掃除をしてもらってます。家中ピカピカにしてもらいます。普段はちょっとした細かい掃除だけで済むので助かります。

あとは「ついで掃除」をしています。シャワー浴びたついでにお風呂を洗うとか、電話しながら床掃除を掃除するとか。洗濯は、自宅に洗濯・乾燥機がないので、週末にドロップオフ・ピックアップしています(重いので主人が)。小まめに洗濯しないでいいように、子供の洋服は上下フルセットで8日間分以上、シーズンごとに買います。ものすごい手抜きです。

GAPでもセールだと上下合わせて20ドル程度というのが、アメリカのいいところですよね。

ピザ
週に1度はピザをテイクアウト
ガイド:
食事についても教えてください。

ミキさん:
食事は、夕食は週2回はテイクアウト。ピザとギリシャ料理のルーティーンを守ってます(笑)。週末は外食します。

子供のお弁当作りがあるので、朝は超忙しいです。お弁当のおかずは1週間分、週末に作って小分けして冷凍しています。小さな手抜きでいうと、朝食は卵焼きにせず、スクランブルエッグ。ソーセージは焼かず、まとめて煮てストック(油も使わずヘルシー)。シリアルとバナナは必需品ですね。あと、皮を向かなくていい、ブルーベリーやグレープとか。

ガイド:
スクランブルエッグは簡単で早くできるからいいですよね。その他の家事はどんな風にしているのですか?

ミキさん:
買出しは、日曜日の朝に家族全員で行きます。お昼にラーメンを食べれるので隔週でニュージャージーのミツワ(日系スーパーマーケット)にも行きますよ。ゴミ出しは主人の担当です。おもちゃは記念日以外は買いません。それでもどんどん増えていくので、おもちゃ箱があふれたらすぐ寄付してます。



ミキさん流の仕事と家庭、育児の両立法はまだまだ続きます。続きは次回またお送りします!



【インタビューの途中で】
NYで働くミセスの家事労働への対処には、さすがに説得力があります。エグゼクティブな仕事ができる能力のある女性は、家にいて家事労働をして能力を埋めておくのはもったいないのです。日本で女性が社会進出できない理由には、どれほどの能力のある女性でも結婚して退社してる人が多いからというのがあると思います。

NYの場合は、働く主婦の家事労働をケアしてくれる人がたくさんいます。ミキさんのように仕事してる人がいるから、ハウスキーピングという職業があるのです。アメリカではホームメーカーが、主婦(ハウスキーピング・ワイフとも言うけれど)で、ハウスキーピングが、家事労働というきちんとした職種として存在するのです。

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