NYではショッピングや観劇にお金を費やしたいから、ホテルはベッドさえあれば…… と考える方って実は結構多いと思います。でも、ホテルだって「NYにいること」を感じさせてくれる、大事な要素。せっかくなら、日本にはないデザイン・センスのホテルに宿泊して、その魅力に浸ってみませんか?

【記事INDEX】

  • 最も話題のラグジュアリィ・ホテル……P1

  • 話題のエリアに登場したデザイナーズ・ホテル……P2

  • タイムズ・スクエアは目の前!観光に重宝するのは……P3

  • 予算はないけど、お洒落な要素を外したくない方には……P4


贅を尽くしたハイセンスなホテル、
「グラマシー・パーク・ホテル」

ホテルの中が凄い!
シンプルでクラシックな外観。界隈の静けさと調和しています。
デザイナーズ・ホテルの建設ラッシュが続くNYで、今最も高い評判を集めているのが、「グラマシー・パーク・ホテル」。セレブやデザイナー、アーティストに絶大なる支持を受けているホテルです。1924年築の歴史あるホテルを2年かけて改築し、2006年8月に再オープンした際は、その斬新なインテリア・デザインで世間をあっと言わせました。ミニマルなデザインと、ラグジュアリーな装飾品が絶妙なバランスを保っており、まさに都会的で優雅なホテルといえます。

まずロビーに足を踏み入れると、ほのかに焚かれたお香に気づきます。まるで、誰かの家に招かれたかのような、きめ細やかなサービスです。シャンデリアがきらめくロビーには、わざとらしい豪華さはなく、暖炉を囲むソファと共にセンスよくまとめられています。館内にはバスキア、アンディ・ウォーホール、ダミアン・ハーストなど、偉大なる芸術家による作品が飾られており、まるでホテル全体がギャラリーのよう。

ヨーロピアン・アンティーク調のお部屋。
快適性も兼ね備えた、印象的で美しいゲスト・ルーム。
こだわりが顕著に表れているのが、ゲスト・ルーム。もとは500あった部屋数を、185室までに抑え、各部屋に十分すぎるほどのスペースと緻密なデザイン要素を注ぎ込んだそうです。アンティークな雰囲気を基調とした部屋は、テーマとなるカラーがそれぞれ異なります。赤やピンク、青などはホテルの部屋としては奇妙に聞こえますが、色調を抑えているのでリラックスして滞在することができます。大型ホテルとは一線を画す、こだわりのインテリアはデザイナーズ・ホテルならでは。

1階には、日本で人気のチャイニーズ・レストラン「トゥーランドッド」などを手がける脇屋シェフによる「ワキヤ」が、つい7月にオープンしたばかりです。「ヌーベル・シノワ」と呼ばれるオリジナリティに富んだ中華料理は、どれも絶品。小龍包($13)は、専門店を凌駕する味で、絶対に試してほしい一品。

同じフロアにある「ローズ・バー」、は予約制のバーで、リビング・ルームのようなデザインの空間にプール・テーブルがあり、ファッション関係者やヒップな人たちのお気に入りスポットとなっています。そこに隣接する「ジェイド・バー」は誰でも入ることができる小さなバーですが、妖艶な灯りと天井高をいかしたインテリア・デザインは秀逸です。そして、ゲストと会員のみが利用できるルーフトップ・バーは、必ず立ち寄りたいスポット。

ホテル横にある「グラマシー・パーク」は、高級住宅地であるグラマシー界隈の住人のみがアクセス可能な、会員制の公園。徹底したポリシーのため、入り口の門は鍵がかかっており、公園の鍵はなんと1年ごとに取り替えられているといいます。NYでもたった一つしか、こうした公園は残っていません。花が咲き乱れ、手入れの行き届いた公園が目の前にあっても、会員以外は入ることができません。 ホテルのゲストは、ニューヨーカーにとってステイタスの象徴であるこの公園に入ることができるのです! 公園の鍵は直接渡されるのではなく、ホテルのスタッフがゲストを公園まで案内してくれますよ。

ちなみに、お騒がせ令嬢のパリス・ヒルトンは、ホテルのイメージにそぐわないという理由から、こちらのホテルに出入りが禁止されているそう。オーナーの“大人のためのホテルを造りたかった”という願いがにじみ出ている、このラグジュアリーな「グラマシー・パーク・ホテル」。まるで、魅力溢れる要素がいっぱい詰まった宝石箱のようです。

<DATA>
グラマシー・パーク・ホテル(Gramercy Park Hotel)
  • 所在地:2 Lexington Ave.

  • 電話:212-920-3300

  • 最寄り駅:23rd Street

  • 予算:1泊$495~(シーズンにより異なる)


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