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GAPのベビー服もデザイン! NYで絵本を描く日本人女性~前編

Gapのベイビー服のプリントデザインやイラストをはじめ、いまや夢だったアメリカの絵本のイラストレーターとなった日本人女性にインタビュー。

執筆者:溝口 弘恵


絵本を描く勉強のためNYのアートスクールへ

中田裕恵さんのポートフォリオはこちらから
今回インタビューさせていただいたのは、Gapでベイビー服のプリントのデザインやイラストを描いたり、現在はアメリカの絵本のイラストレーターとして活躍している中田 裕恵(ナカタヒロエ)さん。ヒロエさんっていう名前は私と同じだけど、彼女は絵本のイラストを描く女性だけあってルックスそして性格も可愛くって、オヤジタイプな私とは大違い。まずは渡米の理由から。

「私が16歳のころ父の仕事の関係で渡米し、シカゴへ住みはじめハイスクールもそちらへ入りました。ハイスクール卒業後、やはり父の転勤でミシガンへ移住しました。ミシガンの総合大学へ通い、普通にファインアートを専攻していました。主に水彩画を描いてたのですが、先生から『絵本を描きたいのなら、NYへ行ってやったら?』とアドバイスされ、95年にNYのパーソンズ(アート・スクール)に、編入したんです。

ここでは絵本を描くことに集中して学びました。先生たちから、絵本の先生を紹介してもらったり、いい話があったら電話するって形で学校にいたころからイラスト・レーターになれるよう活動してましたね。そうして自分でポストカードとかをつくってるうちに、エージェントがいたら楽かなぁ~と思ったりして、ポストカードをNYじゅうの出版社やエージェントへ送ってみたんです。

なんとラッキーなことに、私のイラストを初老の女性でハリエットさんというエージェント(HK Portfolio)が気に入ってくれて。エージェントって、誰の仕事でも引き受けるわけじゃなくて、やはり描いてる絵を気に入ってもらえないと、やらないんですよ」

絵本のイラストレーターを目指していたヒロエさん。16歳からアメリカで暮らしてるだけあってか、自分の売りこみ先を見つけるところなんて、さすがの行動力。それでも、すぐさま絵本の仕事がくるわけではなかったとか。生活のためにテキスタイル関係で働き始めるのだった。
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