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GAPのベビー服もデザイン! NYで絵本を描く日本人女性~前編(2ページ目)

Gapのベイビー服のプリントデザインやイラストをはじめ、いまや夢だったアメリカの絵本のイラストレーターとなった日本人女性にインタビュー。

執筆者:溝口 弘恵

Gapからも直でデザインの依頼がくるように

「卒業してからは生活していかなければならないので、テキスタイル関係で働きはじめました。ここでBaby Gapだとか、POTTERYBARN 他の子供から大人までの衣服やカーテン、シーツなど、プリントのデザインをする仕事をしてましたね。自分のデザインしたものが店頭に並んでるのを見るのは嬉しかったです。そのうちGapからは直で仕事がくるようになってたほどでした。

ベイビーはいないんですが、自分のベイビーのために私がデザインしたベイビー服は買い込んであります(笑)ただしアパレルって、どれだけ私がデザインしたものが売れても、著作権がないんですよね。クレジット(自分の名前)も出ませんし。

ようやく希望していた絵本の仕事もはじまって、2000年に初版Lucky Pennies and Hot Chocolateが出て喜んでいたのですが、一昨年前にエージェントのハリエットさんが突然、持病だった乳癌で亡くなったんです。

その後は、それからは同社で彼女が育てていたメラさんが引き継いでエージェントをやっています。ここの会社では40人ほどイラストレーターを抱えているんですよ」
初版で大ヒットしたLucky Pennies andHot Chocolate

絵本にも役立ったテキスタイルでのキャリア

ヒロエさんの絵本初仕事ながらも、かなりの売れ行きだったというLucky Pennies and Hot Chocolateは、ハードカバーからペーパーバックにもなっている。ペーパーバックになってからも、売れ続けているのだとか。絵本のイラストを描くには、テキスタイルの仕事で積んだキャリアも役に立ったとか?
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