アメリカも学歴社会、だが、それ以上に実務経験を重視! |
仕事はどうやって見つけたの?
「ニューヨークでの仕事探しは、結構大変だった。その間は、アダルトスクールでジャズコーラスに行ったり、ボランティアが教会でやってる英会話をのぞいてみたり、半年間も定職がなくて。
ある日系のエージェントに紹介されて面接に行ったら、今の会社で採用されたの。とってもラッキーだったかも。アメリカの某有名ビジネススクールのMBAを出た高学歴な人とかも面接にきたらしいけど、私が採用されたのは、日本で同じ仕事をずっとしていた実務経験のおかげ。」
アメリカは学歴社会でもあるけど、それ以上に実務経験を重視される。
アメリカで大学を出てる日本人なんて石を投げたらぶつかるどころか、ニューヨークにいる日本人でアメリカの大学を出てない人の方が珍しいくらい。それに比べると(※手に職のある美容師さんや寿司職人さん他をのぞく)、実務経験のある日本人は少ないのかもしれない。
「日本人は私だけしかいないオフィスなので、通いはじめてから1ヶ月は緊張して朝早くに目が覚めちゃうこともあった。でも、慣れてからは、日本語が通じないぶん、周りから何やってるのか知られることがないから、気楽かも。」と、いたずらっぽく笑う。
日本から来たばかりで日系の会社に採用されるならまだしも、アメリカの会社にて採用された日本人は、私の周りでも稀だ。それは彼女の明るくて、屈託なく、行動的な性格も採用の理由として、あったかもしれない。
さてさて次ページでは、彼女のプライベートをのぞいてみよう