ニューヨーク/ニューヨーク近郊の見どころ

アメリカ最初のリゾート地へショートトリップ第2回 NYからの小旅行ニューポート2(2ページ目)

シリーズ2回目、今回は心温かくなるニューポートのクリスマス。そして気になるJ.F.ケネディとジャクリーンのなれそめのお話です。

執筆者:大原 朱理

ジャックとジャッキーの出会いとゴールイン
前回ご紹介した、景色のいいオーシャンドライブをゆっくりいくと、海の真正面に立つ豪華なサマーハウスがどんどん建っている別荘地区です。この辺りはジャックリーン・ケネディの出身地としても知られています。ジョン・F・ケネディは第二次世界大戦の後、時間を取り戻すかのように政治でのキャリアーを昇り始めました。1952年日本風にいうお見合いのようなディナーの席が二人の最初の出会いでした。その当時ジョン・F・ケネディは「アメリカで最も望ましいシングル(独身者)」と言われていました。政治的な大きな野望を持った彼は政治的に受け入れられる妻を持つ時期に来ていました。

ジャックリーンは彼より12歳も年下で当時弱冠24歳でしたが、社会的に著名な家の出身で、またフランス系アメリカ人でカソリックであったことから、アイルランド系のジョン・F・ケネディにはぴったりの相手でした。ディナーの席で食卓のアスパラガス越しにデートに誘ったといわれています。

その後、交際は進展し、1953年9月12日このニューポート、オーシャンドライブからすぐ入った所の「ハマー・スミス・ファーム」にて披露宴が行われました。彼女はその日アイボリー色の絹のウェディングドレスを身に纏い、その後アメリカ史上一番若い大統領となるケネディの妻としてその後の短い10年間の第一日目を迎えました。彼らがこのハマー・スミス・ファームを披露宴会場として選んだ理由はジャックリーンがそこでいつも夏を過ごして大変お気に入りだったためといわれています。彼女の母親の再婚相手がこの別荘の持ち主だったのです。

ジョン・F・ケネディは結婚後、1960年の大統領選に勝ち第35代大統領に選ばれました。ナラガンセット湾を見下ろすこの別荘はその後、夏のホワイトハウスとなり、大統領は夏の間子供たちと遊んだりして幸せな時を過ごしました。

さてニューポートのお話2回目はいかがだったでしょう?ニューポートがぐっと近く感じられるようになったでしょうか? 3回目(1月7日アップ予定)の最終回はガイドのイチオシレストラン、ホテルのご紹介です。乞うご期待!!

ニューポートのクリスマス
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