中国の冊封使を接待した識名園

首里城の南側にある王家最大の別邸です。1733年に造られ、外国の使者を接待する場としても利用されました。

1609年以来、琉球は従来の中国関係(冊封・進貢関係)を維持しながらも、薩摩の植民地的支配を受けていました。琉球王国にとって、中国からの冊封使を接待することは王国の存続につながりかねない重要事だったのです。

識名園は、高台にありながら海が見えないようになっています。中国から来た冊封史に「琉球は大きな国だ」と意識させるための工夫だったそうです。

「心」の文字をアレンジして設計された庭園は、 日本の「廻遊式庭園」の影響ととも、中国風の六角堂を取り入れたり、あるいはアーチ式石橋を配して池の周囲を琉球石灰岩で積みまわすなど、琉球ならではの趣向も見られます。

場所・那覇市字真地421-7
電話・098・855・5936
時間・4月1日~9月30日=午前9時~午後5時30分/10月1日~3月31日=午前9時~午後5時
料金・大人300円(団体240円)、小人(中学生以下)100円(団体80円)保護者同伴の未就学児童は無料
定休・水曜日(その日が祝日及び慰霊の日(6月23日)になる場合はその翌日。そのほか臨時休園日を設けることある。


■琉球王国最高の御嶽(拝所)斎場御嶽

国家的儀式が執り行われた聖所です。琉球王国最高の聖地であり、大庫理(ウフグーイ)・寄満(ユインチ)・三庫理(サングーイ)は、首里城内にある部屋と同じ名称で呼ばれています。一帯は草木が鬱蒼と茂る森ですが、石畳の参道は整備されています。

国家的祭事には、神の島といわれる久高島(琉球開びゃく神上陸・五穀発祥の島)から白砂を運び入れ、御嶽全体に敷き詰めたそうです。

また、第二尚氏王統(1470~1879年)時代には、王族の女性の中から選ばれた最高神女「聞得大君(きこえおおきみ)」の就任式である「御新下り(おあらおり)」が行われました。

現在も多くの人々がここを訪れ、参拝しています。近くには、国指定史跡の知念城・玉城城・糸数城、県指定史跡の垣花城など、琉球文化を色濃く伝えるグスクの城壁を見ることができます。

場所・知念村久手堅
交通・国道331号線、案内標識あり 
電話・098・948・1413(知念村農業経済課) 
料金・無料


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4ページ【中城城】と【勝連城跡】
5ページ【座喜味城跡】と【今帰仁城跡】