航空券/航空券関連情報

前日予約もOK!ANA新運賃「スーパーエコ割」

ANAでは、土曜日を現地で滞在することなどを条件に、空席があれば前日まで予約可能な「スーパーエコ割」を発売します。例えばヨーロッパまで最安55,000円です。そこで「スーパーエコ割」の活用法に迫ります。

執筆者:鳥海 高太朗

ボーイング777-300ER
ANAアメリカ線・ロンドン線に投入されているボーイング777-300ER型機
2008年4月より航空会社が独自に発売している国際線正規割引航空券(PEX運賃)の下限価格が撤廃されることに伴い(旅行会社で売られている格安航空券には下限設定はありません)、各航空会社では、これまでに比べてより安いスペシャル航空券の発表が続いております。その中からANA国際線が発売する、土曜日に現地滞在することを条件に、これまでにない料金設定となった「スーパーエコ割」に迫ります。

「スーパーエコ割」の主な路線の最安値は、2008年4月1日(火)~4日(金)出発のヨーロッパが55,000円より(東京・大阪・名古屋発)、4月1日(火)~4日(金)・8日(火)~10日(木)出発のニューヨーク・ワシントンDC・シカゴが53,000円より(東京・大阪・名古屋発)、4月1日(火)~4月24日(木)出発(午後便)の香港・バンコク・シンガポールが27,000円より(東京・大阪・名古屋発)となっております。(燃油サーチャージや空港税などが別途加算されます)


現地土曜日の滞在が条件

王宮(バンコク)
バンコクへも(写真は王宮)27,000円から設定されており、週末旅行にお使いいただけます
今回、2008年4月搭乗分から発売が開始された「スーパーエコ割」は、事前購入型の「エコ割21」(21日前までの購入が必要)や「エコ割14」(14日前までの購入が必要)よりも割安な運賃設定になってますが、利用するにはいくつかの条件があります。

冒頭でも触れてますが、「スーパーエコ割」は、日本発が月曜日~土曜日まで現地発が日曜日~金曜日までの利用に限定され、更に現地で土曜日の夜を滞在する必要があります(月曜日出発で、帰国が同じ週の金曜日発といった旅程は不可、日曜日以降に帰国便に搭乗する必要があります)。
※最低滞在日数が設定されている路線もあります

ビジネス出張には厳しいですが、週末を含めて海外旅行に出かける旅行者にとっては、メリットが大きい運賃です。アジアであれば金曜日に出発して日曜日や月曜日に帰国するパターンでの利用が可能です


空席があれば前日購入も可能

ワシントンDC
ワシントンDCへもノンストップ便を運航するANA(写真はホワイトハウス)。空席があれば前日購入も可能です
「スーパーエコ割」の特徴は、運賃が安い以外に、空席があれば出発前日まで予約することが可能な点だと思います。一般的には事前に購入するほど、割安な運賃設定になってますが、「スーパーエコ割」は空席次第では出発前日まで手配が可能です。

但し、割引率が高いことから、通常の「エコ割」よりも座席が早く埋まるケースが多く(予約枠が通常の「エコ割」と異なる)、更に満席時のキャンセル待ちが出来ないなどの条件があるので注意が必要です。また、予約した航空券は予約した日を含めて3日以内(出発前日までのいずれか早いほう)に購入する必要があります。

しかしながら、空席さえあれば、急に休みが取れて海外!と思った時すぐに、ANAのホームページから時間を気にせずに予約・購入できるのは旅行者にとってはとてもありがたい運賃だと思います(ANAのホームページで予約・購入をするとWEB割引が適用されます)。


次のページでなぜ土曜日に現地滞在をすると航空券が安くなるのかについて取り上げます。
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