航空券/航空券関連情報

ANA国内線「スキップサービス」の実力は?(2ページ目)

9月1日にサービスが開始されたANA国内線「スキップサービス」。ANAマイレージクラブカードやおサイフケータイなどをリーダにタッチすることで搭乗できる新スタイルをガイドが体験してきました。

執筆者:鳥海 高太朗

JALでは、2005年2月よりJAL ICチェックイン「タッチ&ゴー」で、航空券の受け取り不要で搭乗できるサービスが行われています。そこで、ANA「スキップサービス」との比較をしてみたいと思います。

レシートの枚数がJALは1枚、ANAは2枚

搭乗券比較
左から保安検査場で受け取る「搭乗口案内」レシート、ゲートで受け取る「搭乗券」レシート、通常の搭乗券
ANA「スキップサービス」では、保安検査場と搭乗ゲートで合計2枚のレシートを受け取りますが、JAL「タッチ&ゴー」では、保安検査場でのみレシートを受け取るシステムになっています。搭乗ゲートでの改札機では、レシートの発行はなく、保安検査場で受け取ったレシートの情報で座席に座る形になります。

ANAの改札機は、ICカードだけでなく、2次元バーコードも読みとれる構造になっており、読み取り機には2次元バーコードを読みとる為のレンズが付いてますが、JALの改札機のタッチ部分にはレンズがなく、JR東日本の「Suica」やJR西日本の「ICOCA」の改札機と同じ構造になっています。興味のある人は、見比べてみてください。


預ける荷物があっても使えるJAL、使えないANA

預け手荷物案内
荷物を預ける場合には「スキップサービス」は利用できません
機内持ち込み手荷物だけでなく、預ける荷物がある場合でも、JALでは「タッチ&ゴー」の利用が可能です。手荷物預けのカウンターでマイレージカードやおサイフケータイを提示すると、手荷物を預けた控えが渡されます。あとは「タッチ&ゴー」で保安検査場、搭乗ゲートを通過することができます。

それに対しANAでは、預ける荷物がある場合は「スキップサービス」の利用はできません。一旦、自動チェックイン機や有人カウンターで磁気付きの搭乗券を受け取った後、荷物を預けることになります。


購入時からチェックインができるANAと前日の夜からのチェックインとなるJAL

SKiP君
スキップサービスを紹介するSKiP君
JALでは「タッチ&ゴー」を利用を希望する場合、前日午後10時以降に、インターネットもしくは携帯から「Webチェックイン」をする必要があります。

ANAでは事前に「指定席予約決済」を済ませてあれば、搭乗日前日や当日にWebチェックインをする必要はありませんが、前日の16時以降に、ANAウェブサイトのトップページにある「Webでのチェックイン」からチェックイン確認画面を開くと、運航状況やゲート番号の確認ができます。更に前日の22時以降になると、当日開放される席がシートマップ上で指定可能になります。予約時に希望の座席が指定できなかった人は、ここで希望の座席への変更が可能です。

次のページでは、「スキップサービス」が利用できる空港やラウンジの入室方法について紹介します。
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