機内ではマナーモード、メールを含めて、携帯電話は一切使用できません。 |
よく機内では、「携帯電話などの通信機器は、飛行機の計器に影響を及ぼす恐れがあるので、必ずお切り下さい」とか「電子機器の離発着時のご利用はお控えください」などのアナウンスが聞かれますが、具体的にどんな電子機器が対象になるのか、改めて確認しましょう!
電子機器は主に3つに分類
ノートパソコンは、離発着時を除き使用可能です。最近では機内でインターネットができる便が増えています。 |
■常時使用できないもの
携帯電話、PHS、トランシーバーなど電波を発するもの(但し、機内高速インターネットを提供している便については、離発着時を除き無線LANの使用が認められています。)
■離発着時のみ使用できないもの
ノートパソコン、ビデオカメラ、DVD・CD・MD・ビデオ・カセットプレーヤー、デジタルカメラ、電子手帳/辞書、電卓、電子ゲーム機、プリンター機器、ワードプロセッサー、電気かみそりなどの電子機器
■制限のないもの(常時使用可能)
電池内臓の腕時計とカメラ(デジタルカメラを除く)、補聴器、心臓ペースメーカー等の医療器具
離発着時とは、いつからいつまで?
電波の発しないほとんどの電子機器は、離発着時を除き使用することが可能ですが、多くの航空会社では、離陸時は、機内に入った時~離陸時のベルトサイン消灯まで(但し気象条件などが悪く、シートベルトサインが消灯できない場合で、電子機器使用可能のアナウンスが流れる場合を除く)。着陸時は、着陸前の電子機器使用禁止のアナウンス~飛行機の外に出るまでを指します。特に携帯電話については、シートベルトサイン消灯後すぐに使い始める人が多く見られますが、着陸後に所定のゲートに入り、シートベルトサイン消灯後も、飛行機を出るまでは、電源スイッチを入れることは出来ません。
機内でのカメラ撮影には注意が必要
意外と注意が必要なのが、機内でのカメラ撮影。搭乗の記念に旅の思い出の1つとして、機内で記念撮影する人も多いと思いますが、カメラの種類によって撮影が可能な時間が異なります。最近は、パソコンなどに簡単に取り込むことが出来るデジタルカメラが普及しましたが、デジタルカメラは電子機器。機内では水平飛行に入り、ベルトサインが消灯している時間のみ撮影が可能です。よく、搭乗して出発するまでの間に、座席に座っている写真をデジタルカメラに収めようとする人がいますが、これはNGで、客室乗務員が注意している姿をよく目にします。
それに対して、35mmやAPSフィルムを使ったカメラ(使い捨てカメラを含む)では、離発着時を含めて、いつでも機内で撮影することができます。
次のページでは、機内迷惑行為に最大50万円の罰金についてです。