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洛星中学校(2ページ目)

東大、京大、阪大などを筆頭に、約3人に1人が超難関国公立大学に現役で合格している洛星中学校。その教育体制と、入試傾向をつぶさに紹介します。

籔 孝昭

執筆者:籔 孝昭

学習・受験ガイド

 

洛星中学校の科目別入試傾向

洛星中学の入試は、前期日程(募集定員195名)と後期日程(募集定員30名)の2回実施。前期日程・後期日程とも算数・国語・理科・社会の4教科型と、算数・国語・理科の3教科型の選択制となっています。
2011年度の入試は、前期日程が1月15日に、後期日程が1月21日に実施されます。

前期日程は算数・国語が120点満点、理科・社会が100点満点の440点満点(3教科型は合計得点を440点満点に換算)、後期日程は算数・国語が120点満点、理科・社会が60点満点の360点満点(3教科型は合計得点を360点満点に換算)となっています。

■算数
文章題分野と図形分野が各3割程度出題されている。計算分野が全体の2割近くを占め、最難関中学としては計算分野の出題割合が高いのが特徴。問題数は少ないですが、難問が多いため、難しい問題に時間をかけずに確実に解ける問題から解いていくこと。単元別では、「場合の数」「比を使った図形問題」「速さと比」などの出題傾向が高くなっている。

■国語
文章題は非常に長文であり、短時間で長文を読み要点を纏める能力が問われる問題となっている。

■理科
物理分野の出題割合が若干高いが、生物分野、化学分野、地学分野からもバランス良く出題。単元別では、「てこ・バネ」「人の体」「水溶液」「天気・気温」に関する問題などの出題傾向が高くなっている。

■社会
歴史分野の出題割合が高く、全体の5割近くを占める年もある。歴史分野では記述問題も出題されるので、日頃から記述対策を行っておくこと。また、時事問題も出題されるので、ニュースや新聞を利用して社会動向を把握しておこう。

洛星中学校、合否を分けるもの

洛星中学の算数の問題は難しい上に配点も高いことから、算数の得点が合否を左右するポイント。特に2010年度入試からは、3教科型の受験が導入されたことで、算数の重要度が高くなっていきます。特に後期日程では、算数が得意な灘中学受験者が併願受験することも予想されるので、難易度は高くなるでしょう(理科も難易度が高い年がある)。

最難関中学への受験指導で実績のある進学塾で受験対策をすることをお勧めします。

洛星中学校、基本情報

■2010年度入試データ
前期日程:受験者数485名、合格者数263名(実質倍率1.84倍)
後期日程:受験者数365名、合格者数93名(実質倍率3.92倍)

■学級数・生徒数(2010年度)
1年:5クラス、225名
2年:5クラス、226名
3年:5クラス、222名

■入学時に要する費用
入学金120,000円、設備充実費40,000円、制服・カバン・体操服・教材費等で約60,000円
※上記金額は、変更になることもあります。

■学費その他(月額)
授業料48,000円、施設維持拡充費12,500円、教育協力会費2,000円、旅行積立金、その他
※上記金額は、変更になることもあります。
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