茨城県最北部、山間の静かな里美村では、地元古民家を保存し「里美古民家の宿・荒蒔邸」として、貸し出してくれます。立派な家は、清潔に保たれ、囲炉裏や土間の竈もあって雰囲気抜群。地元野菜を使った鍋や串焼きなどの出前もしてくれます。
そして、栃木県には、那珂川のせせらぎに面した「四季庵」(写真)があります。近くの「やな」で採った落ち鮎をサカナに、のんびりした川べりの休日を送るには最高の場所です。
新潟県から長野県にかけての「頚城山塊」は、田舎の風情と貸民家の宝庫。
私もお世話になった、新潟県松代町の「貸民家みらい」では、三軒の越後の古民家を貸し出しています。一号館は展望露天風呂、二号館は半露天風呂が人気。街中の三号館もオープンし、古民家希望者に応えてくれます。豪雪の冬にも行ってみたい気も・・・。
松代のお隣、高柳村には、環状集落にある「荻ノ島かやぶきの里」。正確には「古民家」風の新築茅葺宿。夕朝食には、近くに住む管理人の“かあちゃん”中西さんがやってきて、郷土料理(写真)を作ってくれます。目の前の田圃からはカエルの合唱。快適な田舎体験がここにあります。
昭和30年代から時間が止まったような、農村の古民家なら、長野県三水村「へんぺさんち」。ダイヤル式のテレビ、ぽっとんトイレ、裏庭の野菜。縁側に縁取られた広い広い座敷。養蚕農家の名残の高くて大きな屋根・・・。帰りには、管理人の山下さんのフルーツ農園にごあいさつ。