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疲れたカラダを癒したいなら「ぬる湯」が一番! ぬる湯の宿に泊まる(3ページ目)

熱い湯が好きな日本人ですが、疲れたカラダとココロを癒すには39度以下の「ぬる湯」が一番。全国からぬる湯の名宿をご紹介。

井門 隆夫

執筆者:井門 隆夫

旅館ガイド

首都圏から一番簡単に行け、女性にもおすすめなのが山梨県「下部温泉」

伝統的な木造三階建ての大市館は、団体や小さな子連れには遠慮いただいている「大人の旅館」。
磨かれた館内には間接照明が仄かに灯り、食事処でいただく料理も美味、貸切露天風呂もあって、現代人にぴったりの風情・設備です。こちらのお湯は32度で、「岩風呂」に源泉が満たされています。少し冷たい感じがしますが、加熱した浴槽もあるので、慣れるまで何度も足を運ぶことができます。下部温泉は、街歩きのできる温泉街として再生中。二泊目の夕食は街に出て食べることもできるので、たまには連泊してリフレッシュするのもおすすめです。


さて、さいごに、ぬる湯の極めつけ。

大分県九重山に沸く、その名も寒の地獄温泉

ネーミングはすごいですが、旅館は付近の黒川や由布院に負けず劣らずなかなか。囲炉裏を囲む御膳も美味だし、お部屋もシックでお洒落です。
そして、温泉は、何と湯温が14度。これは正確には、水風呂と同じ「冷泉」と言います。冷泉の湯船には、効能に与ろうと黙々と湯(?)に浸る方々の姿。ここは、水着着用の混浴です。
冷泉は「癒し」というわけにはいかないと思いますので、一度体験したら充分。その後は温かい温泉であたたまりましょう。

さて、このように、全国には「ぬる湯」がたくさんあります。
この次の温泉旅行では、疲れた体に熱い湯でムチを打つのではなく、ゆっくり、体を癒しに行きませんか!?





旅館二階堂 (微温湯温泉)酸性緑ばん泉

自在館 (栃尾又温泉) 単純ラジウム泉
 
金湯館 (霧積温泉) カルシウム硫酸塩泉

大市館 (下部温泉) 単純泉

寒の地獄温泉 (寒の地獄温泉) 単純硫化水素泉

※いずれの宿も旅行代理店などでは取り扱っていません。直接予約のみ。
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