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四万十川上流で育つ雉(キジ)はヘルシーで美味(2ページ目)

たくましい筋肉質の雉は、厳冬期に上質な脂を少量ながら蓄えます。高蛋白低脂肪でミネラル豊富。肉はもちろん、レバー・ハツ・スナギモも深い味わい。冬野菜と一緒にたっぷりと食せば、精がつくこと間違いなし。

執筆者:萩原 章史

鍋を美味しく食べる最大のコツ それは気の合った人と食べること

鴨鍋
『ぐつぐつ』と煮える雉鍋 温まります
確かに料理の腕のよしあしは重要ですが、本来、鍋は素材の味で美味しくなります。よほど、滅茶苦茶な味付けをしない限り、それなりに美味になります。

ただし、生理的に合わない人、嫌いな上司や部下と食べては絶対にいけません。
美味しい鍋もまずくなります。

特に煮えばなを素早く食べるこの種の鍋は、直箸(じかばし)が基本です。となると、なおさら、嫌いな人間とは食べたくありません。
ということで、せっかくの鍋を食す時には人選が最重要です。

先ずは味の出る野菜を煮る

ごぼうや白菜、葱の太い部分、芹の根などは良い味が出ます。先ずは味が出る野菜を入れて、煮立てます。少し煮込んで、雉の出汁と野菜から出る出汁を混沌とさせます。ここで味を再度チェックして、お好みで醤油や砂糖を加えても良いです。

雉ガラのお出汁に冬野菜の味がコラボしたところで、内臓肉と雉肉を入れて、ほとんどしゃぶしゃぶ的な感覚で頂きます。お好みでポン酢も合います。芹や白菜の柔らかな部分なども、一緒に頂きます。

先ずは小鉢に少し出汁を取り、好みで七味や柚子ごしょうを入れ、煮えばなの肉を間髪いれずにいただくのがコツです。煮込んでしまうと、固くなるだけでなく、出汁に肉のうまみが出てしまい、味けがなくなります。

内臓肉には必須ミネラルがとても豊富

鴨鍋
レバも砂肝もハツも美味です
特に内臓肉には鉄分や亜鉛などの必須ミネラルが豊富です。内臓肉が嫌いな女性は多いですが、肉体の健康や若さを維持するには、いわゆる肉ではなく、内臓肉が重要です。
肉食獣が獲物の内臓を先ずは食べる理由がそうであるように。イヌイットが野菜を食べなくても健康なのは、アザラシの内臓肉をそのまま食すからであるように。

もちろん、男性も同じことです。低脂肪高蛋白でミネラル豊富な雉 冬野菜と一緒にたっぷりと食せば、精がつくこと間違いなしです。


番外編:炭火焼

鴨鍋
うまみ濃厚な内臓類は炭火焼が一番!
炭火で焼いて食べてみましたが、これもとても美味です。特に内臓類はほのかな血の味が本能を目覚めさすと言いますか、かなり、そそる味です。もちろん、素材が良いから、美味しく頂けるのです。高知の山奥で無農薬の野菜を餌に与え、四万十川の源流の水を掛け流しで与え、ストレスない環境で育った雉 自然の恵みに感謝です。


【お取り寄せ情報】
梼原(ゆすはら)町雉生産組合(組合長:西村義明)
電話:0889-67-0831(事務所)

【前回、ご紹介した産直品】
・コハク酸とミネラル豊富なパワーフード 亀の手

【3月の産直品といえば、コレ!】
・名残の冬の味覚 きちじ(喜知次)と手長エビの饗宴

・創業150年カネヤマ農園山下実氏が丹精こめた 早春のワサビを堪能する

・究極の取り寄せ 『しろ魚』おどり食い

・イタリアの幻の豚 チンタセネーゼのラルド
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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