極上の脂と赤身　ベジョータは手ごわい　イベリコ豚とイトリキカレー

とろけるお肉と切れのあるスパイスが絶妙

以前、同じイベリコ豚のロース肉で記事を書いたことがあります。
『スペインの極上黒豚　イベリコ豚』

今回は更に脂がのった肩ロースが手に入ったので、美味なカレーに仕上げてみました。イベリコ豚のベジョータとはスペインの最高級黒豚のイベリコ豚の、更に最高級のランクです。詳しい説明は前の記事を参考にして下さい。

素材はシンプル　カレー粉にはこだわりを

脂と赤身の美しいコントラスト

イベリコ豚ベジョータの肩ロースは、まさに極上のラードに骨太の赤身が散りばめられているという感じです。脂肪融点が約３７度ですから、私の手の温度で脂が溶けていきます。先ずは厚めに切り分け、脂の塊部分はラードとして取り分けておきます。

マニアックなカレーですが、スパイス好きには堪えられません

今回はスープストックを使いませんので、イベリコ豚を贅沢にたっぷりと使います。
他に使う材料はタマネギとニンニクとショウガ、さらにうまみと酸味を補う目的で完熟したトマト１個です。
他には塩とカレー粉のみです。もちろん、小麦粉は使いません。

カレー粉は著名人御用達の居酒屋イトリキのカレー粉シリーズから、豚にあうココナツを選びました。ホールのスパイスの主張が病みつきになる、独特のカレー粉です。
素材が強烈なので、カレーも自己主張の強いものにしました。