オーソドックスに水貝で堪能する
美しく掃除されたマダカアワビは堂々たる姿になります。小ぶりのアイロンとでも表現したら良いでしょうか。
最低でも4人は堪能できる量ですが、他の料理も準備すれば、6~8人のパーティでも十分に満足できます。さすが、マダカアワビです。
贅沢なサイズに切り分けたアワビを口に入れて噛みます。
歯が強引にアワビの筋肉を裂き、中からアワビの香りと旨みが染み出します。何度か噛むうちに、ようやく、アワビはおとなしくなり、口中にはまったりとしたうまさが充満します。
『これを食べたら、他のアワビの水貝は食べられなくなる』との、取り寄せ先のまるい鮮魚さんの話も納得です。
殻も価値があります
最後にもうひとつマダカワアビの情報です。食べ終わって残る殻も、実は漁師の間では大変に価値あるものです。
この殻の独特な光沢が、カツオやマグロなどの疑似餌として珍重されているのです。腕の良い漁師はこの殻で、自分だけの疑似餌を作るのです。
死してなお、その殻が魚たちを魅了し続ける マダカアワビはアワビの王様です。
漁師を魅了する殻。あなたなら、何に使いますか? |
取り寄せ情報
鮮魚のまるい鈴木商店電話0470-27-2690
※マダカアワビはほとんど獲れませんので、順番待ちとなります。
※相場は1kg18000円程度です。最低でも800gサイズになります。
■ 前回、ご紹介した産直品
『土佐の山中に育つ褐毛の極上和牛』
■ 6月の産直品といえば、コレ!
『越前三国の巨大岩牡蠣を食す』
『まぼろしの大田原牛を食す』
『まぼろしのうなぎ』