■透き通る姿態に上品なうまさを凝縮
京都の丹後半島の沖で『ささがれい』の水揚げがあるのは、4月中旬から5月末までです。
漁があると言っても、底曳網の漁期中に数回程度のみで、水揚げが極端に少なく、今や幻のカレイになってしまいました。
『ササガレイ』の学名はヤナギムシガレイです。
柳の葉の細長さと皮の模様が虫食いの斑点に似ていることから付いた名前のようです。
また、昔はかれいにむしろをかぶせ、蒸らすように陰干ししたことから、その製法に『ムシガレイ』という名前が付いたとも言われています。
特に真子(卵巣)が入っているものが珍重され、透き通る魚体に濃紅な卵がはっきりと見てとれるほどです。
今回の取り寄せは京都の丹後半島の水産仲買人の魚政からです。
こだわりの干物製法で多くのプロをうならせているお店です。
いよいよササガレイをあぶります>>