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鹿児島の阿久根の海から直送の殻付き紫ウニ ウニ好きならこだわって欲しい

回転寿司や居酒屋の低価格ウニは、ミョウバンを使ったものです。そうしたウニと、殻から取り出したばかりのウニの味は、まったく別物です。本物のウニの味を楽しんでください。

執筆者:萩原 章史


■ミョウバンを使わないウニを食べる
最近は海外からのウニの輸入が増え、回転寿司や居酒屋でウニを低価格で食べられるようになりました。固めで大きなウニはけっこう食感があり、見た目も美味しそうですが、それは大量のミョウバン水の添加があってこそ可能となったものなのです。殻から出したウニをそのまま食べた経験がある方は、回転寿司や居酒屋で食するウニと何か違うと感じたはずです。

私たちが食べているウニはウニの卵巣か精巣なのですが、それは殻から取り出すと柔らかくなり、5日もすると溶けて形が悪くなります。加工業者は見た目の良いウニを出荷したいので、殻から出した時点でミョウバン水を通し、ウニが溶けるのを防いでいるのです。悲しいことにミョウバンの苦味がウニの風味だと思っている方もたくさんいらっしゃいます。※消費者が形を気にし過ぎるのもミョウバンを多用する原因です。



本当のウニの味を楽しむには、活きたウニを取寄せ自分で割るのに限ります。自分でウニを取り出すのは手間が掛りますが、その分、生産者の手間賃が少ないので、同じお金でもたくさんのウニを食べられます。但し、上手に開けないと、せっかくのウニをぐちゃぐちゃにしてしまう可能性がありますので、手先のスキルに自信がある方にだけ、今回の取寄せをお薦めします。もちろん、器用なお友達の家に持っていって、ウニを取ってもらい、自分は食べるだけということも可能ですが、やはり、自分で開けると何故か自分のウニが美味しく感じます。

さて次は、活きウニのさばき方です>>
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