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三大急流 黒之瀬戸海峡でつれる美形の鯛 一本釣り阿久根の真鯛に魅了され

激しい潮流で鍛えられ、餌が豊富な海域の鯛は捨てる部分がない。頭は潮汁、骨側は一塩してから風乾させて炭火で炙り物に、片身はお刺身で、うろこは素揚げ、内臓は湯引いてポン酢で頂きます。

執筆者:萩原 章史



【今、コレを食すべき理由】

鯛の美味しい季節は1月~3月。これからの季節、最高に脂がのってきます。旬の食材の持つ確かな味わいが楽しめます。




■ おなかの中を徹底的にきれいにする ■

激しい潮流で鍛えられ、餌が豊富な海域の鯛は捨てる部分がありません。

先ずうろこを丁寧に取ります。飛び散るのでビニール袋の中で処理するのも手です。また、うろこは素揚げにし、塩を一振りすると酒のあてに変身します。

次に鯛のえらを取り去り、良く洗い、ふきんで鯛の余分な水をとります。

鯛の頭を右に置きカマの付け根に包丁を入れて、腹を肛門に向けて切り開き、内臓を取り出します。内臓も新鮮で美味しいので取っておきます。写真はえらと肝と胃と腸です。

後はおなかの中を徹底的にきれいにします。特に血合いは臭みの元なので取り除きます。



■ 鯛の全てを堪能する ■

いよいよ本番です。今回は鯛の頭は潮汁、二枚下ろしの骨側は一塩してから風乾させて炭火で炙り物に、片身はお刺身で、うろこは素揚げ、内臓は湯引いてポン酢で頂きました。



紙面の都合で、潮汁だけを説明します。
先ずカブトとカマを大きくぶつ切りにしてボウルに入れ、タップリの塩(全体にまぶす程)を満遍なくかけます。冷蔵庫でそのまま30分ほど寝かします。

その間にお湯をタップリ沸かし、湯引きにしてから流水で血合いやうろこをきれいに取ります。これが、とても重要。
鍋に昆布だしをはり沸騰させてから、下処理した鯛を入れます。再沸騰してアクが沸いてきますので、丁寧に取ります。

汁が澄んできたところで、味見をします。下味の塩で十分ですが、ここで塩梅を決めます。仕上げに針生姜と木の芽を掛けると出来上がりです。もちろん、何もかけなくても十分にうまいです。

■ 取り寄せ期間は10月から3月まで ■

今回は阿久根市漁協から取寄せました。ネットでは販売していないので電話で注文しましょう。電話番号は0966-72-1511 です。
写真の鯛で4000円程度です。季節は10月から3月までです。これぞ男の料理です。めでたい宴席の主役です。


■ お取り寄せData ■
◆阿久根市漁協
◆価格:4000円程度
◆問い合わせ:電話0996-72-1511/ファックス0996-73-2760
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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