宅配便でこじんまりした箱が届きました。ローストチキンにしては箱が格好良すぎると思いながらパッケージを破ると、そこにはホテルオークラのロゴがばっちりと入った真っ白な箱が入っていました。
箱を開けてみると、ハーブとコショウの粒粒がついたローストチキンの真空パックがソースと一緒に入っています。さすが、オークラ!箱からして凝っている!ちょっと重厚すぎるかも・・・
■ どうやって温める? ■
温め方は電子レンジ・オーブン・湯せんを使う方法がありますが、私は湯せんをお奨めします。特に冷たい状態から一気に加熱するのであれば、湯せんが一番失敗しないと思います。電子レンジでは火の入り方が固いですし、オーブンでは具合が難しいです。もちろん、オーブントースターでも温められますが、加熱前に室温に戻しておかないと、表面だけ温まり、中は冷たい可能性が高いです。
湯せんの方法です。水をはったお鍋(真空パックの鶏がひたひたになるサイズ)の鶏をパックのまま入れて火にかけます。火力によりますが、沸騰してから10分くらいで十分中まで温まります。お湯からの場合は少し長めが良いと思います。
お湯の中からローストチキンを取り出してお皿に盛りましょう。中には熱い汁が溜まっているので注意してパックを空けます。開けるとすぐさまローズマリーとタイムとコショウの香がしてきます。うーん良い感じ。おっと忘れてはいけませんでした。ローストチキンを温めている間に、一緒にはいって来るグレービーソースを小鍋で温めておきます。
■ 切り分けのコツ! ■
早速切り分けます。食べる人数は2人から4人でしょう。実際には2名であれば全てのパーツを食べられますので、大切な人とのんびりしたクリスマスを楽しむのに適当です。ただ、全部食べるとけっこうお腹一杯です。
それはともかく切り方です。
先ず、胸側を上にして皿にもります(写真の方向です)。胸の真中に包丁を入れると骨が当ります。そこから左か右にえぐるように包丁を入れて胸肉を切り取ります。左右で2カットの胸肉が取れます。次はモモ肉部分をモモの骨の付け根に包丁を入れて分離します。左右で2セットのモモ肉が取れます(写真・下は胸とモモが一つづつ)。
チキンは十分に柔らかいので手でももげるほどですが、包丁を使った方が皮がきれいに仕上がります。あとは手羽と骨の周りのお肉になりますが、この部分は鶏好きであれば、手づかみで骨の間の肉を食するほうが旨いに決まってます。
お皿に盛ったチキンにグレービーソースをかけて出来上がりです。とっても簡単に本格ローストチキンが出来てしまうところが憎いです。でも、よく出来すぎているので、『自分でこの鶏は焼いたのよ!』と言うのはチョッとミエミエです。
さてお味のほどは?>>