イタリアンの基本/イタリアンの基本関連情報

イタリアのスクールライフと食育事情(4ページ目)

わが家の娘4歳。日本の学校とイタリアの学校のダブルスクールをしています。印象に残ったことと食育事情に焦点をおきながらイタリアのスクールライフご紹介します。

沈 唱瑛

執筆者:沈 唱瑛

イタリアンの基本ガイド

給食はもちろんイタリアンスタイル!

after
シンプルなメレンダ(おやつ)。

日本も同じくして提供されるのが給食。
イタリアの保育園もサマースクールでも提供されていたのでその内容をお伝えします。

イタリアの場合は、やっぱりイタリア式!
何を意味するかというと、わかりやすくいえば、レストランでのテーブルと同じであるといえます。
イタリアの家庭も同じくなのですが、保育園も同じ。
まず机の上にお皿があり、パンが並べられます。
お皿には前菜がまず入ります。例えば、生ハムや野菜を使った前菜など。
これを食べ終わると、パスタが提供され、最後にメインディッシュ。そしてコントルノとするサラダ、デザート。
これらが順番に提供されるので、まさにいわゆるイタリア式テーブルマナーは、幼少のうちから教わるという。

ゆえ、食事の所要時間1時間位。
食事を提供するカートが子供達のそばにいて、食べたら次のお皿が用意されるという。
これにはさすがイタリア! と思いました。

その後はお昼寝。
これはなんと全員ベッドで。小さなベッドたたくさんおかれ、そこに各々が持ってきているベッドシーツとまくらをしき眠るという。
これもまさにイタリア!

お昼寝の後はおまちかねのメレンダ(おやつ)。
いたってシンプルで、写真のようにバナナとグリッシーニだったり、チョコレートクッキーとミルク、ヨーグルトとリンゴだったりします。
夏の暑い時はジェラートという日もあり、子供達はやっぱり嬉しそうでした。

時には臨機ではないですが、お昼のドルチェ(デザート)で余ったバナナが少し配られたりということもあり、いたって自由な感じを受けました。

ここで余談になりますが、日本へ帰国した後、娘はお弁当の生活となります。
お弁当は娘の大好物なのですが、どうも食べるのが遅いと先生からの御指摘。
そんな悩みを友人の在日イタリア人達に聞けば、なんと全員が全員指摘されるとか!
大体お弁当時間は30分位。
でもイタリア人の学校の食卓での時間は1時間位。

まさかこんなところで文化の違いが出てくるとは、全く思いませんでした。

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