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イタリア健康雑誌からの食べあわせの間違い 【改訂】生ハムとメロンはダメ!

イタリアの健康雑誌SALUTE NATURALEには、この食べあわせの間違いは肥満になり、病気になるとありました。その要旨を詳しく改訂しました。ダイエットをされている方、必見です。

沈 唱瑛

執筆者:沈 唱瑛

イタリアンの基本ガイド

生ハム&メロンは間違い!

食べ物の組み合わせによっては、動脈硬化や癌になる可能性がある記事を発見しました。
これはイタリアの健康雑誌Salute Naturale からで、ここに健康の為の食べあわせについて面白い記事がありましたので、御紹介します。ダイエットをするにあたって、食べ過ぎないとかカロリーをコントロールしてといううのが通説になっていますが、ここでは、食べあわせによって、いくらカロリーが低くても、とんでもない逆効果を産んでしまうと言うのです。それが食べあわせです。これによって、栄養素が逆効果になり、体内で悪循環を産むというのです。
その気になる組み合わせとはいったい…

1、炭水化物とプロテインを混ぜてはダメ!
 消化するのに多大な時間を要するため、消化不良になりやすい食べあわせ。

・Proteine Magre(Carne,Pesce,Uova)
プロテイン(魚、肉、卵)との組み合わせ
  果物、少量の乾燥果物、野菜
 × イモ類などのタンパク質、豆類、牛乳製品、塩

・Proteine Grasse(Formaggi, Frattaglie, Molluschi)

プロテイン(チーズ、臓物系、タコ、イカ、貝類)
  すべての野菜類
 × 果物、加工された糖分、牛乳製品、塩

・Legumi(ceci,fagioli,piselli,fave)

豆類(ひよこ豆、いんげん、グリーンピース、そら豆)
  すべての野菜 生野菜、茹野菜問わず
 × フルーツ、乾燥フルーツ、はちみつ、ZUCCHERI(加工された糖分)

2、プロテインとプロテインも混ぜてはダメ!
 プロテインの消化は非常に時間がかかるので、食べあわせれば、さらに消化に負担がかかります。

・AMIDI(cereali, pasta e pane)
デンプン質(セロリ、パスタ、パン等)
  すべての野菜類
 
× 果物、乾燥果物、プロテイン(magre)(魚、肉、卵)、牛乳製品、塩

・Lipidi(olio, burro, strutto, lardo)
脂質
(油、バター、ラード)
  果物、牛乳製品、塩
 × すべての野菜類

3、炭水化物と炭水化物も混ぜてはダメ!
腸で上手に消化できないため、消化不良を起こします。

・Verdure(insalate,ortaggi...)

野菜(生野菜、ボイル野菜)
  デンプン質、豆類、プロテイン、水、脂質
 × 牛乳製品、果物、乾燥果物、はちみつ、ZUCCHERI(加工された糖分)

つまり、身体におよぼす影響として、

1:消化不良を引き起こす。
2:栄養のバランスが悪く、ビタミンやミネラルが欠乏する。
3:栄養の循環が悪くなり、病気になりやすい。


という結果が挙げられます。

そして分類が難しく具体的に挙げられる食材は
(野菜などは通常通りです)、

【AMIDI】デンプン質
ビスケット、ブリオッシュ、栗、コーンフレーク、クラッカー、ドルチェ、小麦粉、片栗粉、ラスク、小麦の胚芽、グリッシーニ、パスタ、イモ、ピッツァ、米、セモリナ粉

【LEGUMI】豆類
エジプト豆、いんげん豆、そら豆、レンズ豆、グリーンピース

【ZUCCHERI】加工された糖分
ココアパウダー(甘)、砂糖漬け、チョコレート、ジャム、メレンゲ、ヌガー、砂糖

【LIPIDI】脂質
アボカド、バター、ラード、マヨネーズ、ココナッツ、オリーブオイル、ごま油、オリーブ、パンチェッタ(ベーコン)、生クリーム

【Proteine Grasse】脂肪の多いプロテイン
*肉類*
羊、鴨、鶏肉、豚肉、タン、がちょう、仔羊、ハト、七面鳥
*魚類*
アンチョビ、うなぎ、にしん、ほうぼう(魚)、サーモン、いわし、サバ、本マグロ
*豆類*
ビターココア、落花生、アーモンド、クルミ、ヘーゼルナッツ、松の実
*ハム・ソーセージ類*
豚のくび肉(カポコッロ)、コッパ(サラミ類)、コテッキーノ、モルタデッラハム、プロシュット(ハム、生ハム)、サルシッチャ(ソーセージ)、フランクフルトソーセージ、ザンポーネ
*チーズ類*
カチョカバッロチーズ、カチョッタチーズ、グラナチーズ、ペコリーノチーズ
*卵類*

キャビア、卵黄、全卵

【Protein Magre】脂肪の少ないプロテイン
*肉類*
仔羊(まだ草を食べていないもの)、ビーフ缶詰、馬、キジ、山鳩、鶏肉(ポッロ)、仔牛、レバー、トリッパ
*魚類*
かたくちいわし、すずき、コイ、ボラ、ハタ、鯛、カマス、タラ、銀ダラ、カワスズキ、カジキマグロ、タコ、ヒラメ、ヒメジ、マス
*甲殻類*
伊勢海老、
イカ、海老、カニ、
*貝類*
ムール貝、
カキ、アサリ
*ハム・ソーセージ類*
ブレザオラハム、赤身の生ハム、スペックハム
*チーズ類*
モッツアレッラチーズ、プローヴォラチーズ、スカモルツァチーズ
*卵類*
卵白

結構、プロテインに関しては、細かく分類されます。

しかし、この例から、生ハムとモッツァレッラのサンドイッチや、ビステッカとジャガイモはダメ、生ハムとメロン、魚のスパゲッティなどが食べてはいけない組み合わせになってしまいます。とすると、イタリアンを楽しむにあたっては、つまらなくなってしまうのもあります。
これは一部の記事でしたので、少し気に止めておくと良いと思います。
また、これを毎日ではなく、週に1回とかの組み合わせが悪いものであれば、それほど問題ないとも言っていますので、神経質になることもないかと思われます。
やはりイタリアの健康雑誌。妥協の点はきちんとありました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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